アイスタディ<2345>は21日、全国金融機関における法人営業の人材を育成するべく、戦略的かつ実践的なeラーニング汎用教育コンテンツの販売を2017年1月から開始すると発表している。これは、大手金融機関から教育・人材育成のノウハウをベースとしたコンテンツの提供を受け、それをアイスタディが持つ学習管理システム「iStudy LMS」のクラウドサービスとして組み込み、地域金融機関向けのクラウドサービスとして販売を開始するものだ。

中堅・中小企業が抱える多くの経営課題の解決に向けて、銀行に求められる役割は高まっている。銀行がその役割を果たすには「中小企業取引のプロフェッショナル人材の拡充」が必要とされており、そのため、優れた教育コンテンツや研修体系の確立が求められている状況にある。これには、先輩の知見や経験を直接伝承していくことが最適ではあるが、人材や時間には制約があることから、eラーニングの重要性は高まってきている。ただ、コンテンツの自社作成には多くの労力が必要となるため、コンテンツを提供会社となるアイスタディなどの活躍余地が広がることになるとみられる。

アイスタディは、2017年のビジネス主要施策において、新規顧客開拓として地方銀行への展開強化を掲げている。今回の新コンテンツが、こうした展開を後押しするものになるか動向が注目されるところだ。




<TN>

情報提供元: FISCO
記事名:「 アイスタディ---主要施策となる地方銀行への展開強化に向け、教育コンテンツの販売を開始へ