*08:26JST 今日の為替市場ポイント:地政学的リスク増大と米金利上昇でドルは底堅い動きを保つ可能性 15日のドル・円は、東京市場では152円98銭から153円97銭まで上昇。欧米市場では153円70銭から154円45銭まで上昇し、154円25銭で取引終了。本日16日のドル・円は主に154円台で推移か。中東地域における地政学的リスクの増大や米長期金利の上昇を意識してドルは底堅い動きを保つ可能性がある。

イランによるイスラエル領への直接的な攻撃を受けてイスラエルは反撃の用意があると伝えられており、二国間の戦闘行動が制御不能の状態に陥る可能性は消えていない。報道によるとイラクのスダニ首相はバイデン米大統領と会談を行い、「紛争の拡大を阻止するためのあらゆる取り組みを奨励する」と述べた。なお、バイデン米大統領は4月14日、イランに対するイスラエルの対抗措置に米国は参加しないと伝えている。米国の姿勢はイスラエルの反撃的な行動を抑制する可能性はあるものの、イランとイスラエルの行動については予断を許さない状態が続くとみられており、金融市場ではリスク回避的な取引が増えると予想される。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 今日の為替市場ポイント:地政学的リスク増大と米金利上昇でドルは底堅い動きを保つ可能性