*11:34JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):グラフィコ、小糸製、ブティックスなど タカキュー<8166>:99円 カ -
ストップ高買い気配。同社に対して金融債権を有する取引金融機関の全てから、約15億円の債権放棄及び約5億円の債務の株式化などの金融支援を含む事業再生計画に同意する旨の回答がなされ、地域経済活性化支援機構による買取決定がなされたと発表している。東証に提出した再生計画が認められた場合、監理銘柄(確認中)は解除されることとなり、改善期間内において純資産の額が正となれば上場維持基準に適合する状態になるとしている。


グラフィコ<4930>:3215円 カ -
ストップ高買い気配。米日用品会社であるチャーチ&ドワイトが設立した合同会社が、完全子会社化を企図したTOBを実施すると発表している。TOB価格は3800円で前日終値に対して40%のプレミアムとなっている。4月下旬をめどにTOBを開始するもよう。会社側ではTOBに関して賛同の意見を表明し、応募を推奨するとしている。TOB価格3800円に完全サヤ寄せを目指す動きとなっている。


ワッツ<2735>:768円 カ -
ストップ高買い気配。前日に業績予想の大幅な上方修正を発表している。上半期営業利益は従来予想の2.4億円から7.4億円、前年同期比2.7倍に、通期では5億円から10.5億円、前期比69.1%増に引き上げ。不採算店舗の整理が計画通り進行する中、100円ショップ事業の売上高が想定以上に堅調に推移していることが背景。第1四半期業績から上振れ期待は高かったが、修正幅の大きさがインパクトにつながる。


COOKPAD<2193>:185円 カ -
ストップ高買い気配。発行済み株式数の21.4%に当たる2000万株、20億円を上限とする自己株式の取得実施を発表している。取得期間は4月1日から25年3月31日まで。資本効率の向上を図り、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を実施することを取得目的としている。当面の需給改善につながるとの期待感が先行へ。また、第1四半期の業績見通しを公表、営業利益は1.3-2.5億円としている。前年同期は17.1億円の赤字だった。


小糸製<7276>:2535円 カ -
ストップ高買い気配。前日に第1次中期経営計画の策定を発表している。株主還元方針としては、24-28年度累計で2000億円以上の株主還元を目指すとしており、配当については連結配当性向40%以上を目安に実施としている。この方針に基づき、発行済み株式数の11.37%に当たる3500万株、500億円を上限とする自己株式の実施を発表、取得期間は4月1日から25年3月24日までとしている。


弁護士コム<6027>:3375円(+45円)
大幅に続伸。福岡県粕屋町が弁護士ドットコムの契約マネジメントプラットフォーム「クラウドサイン」を導入したと発表している。全国自治体の導入シェア率は70%となった。粕屋町は契約業務全般をデジタル化し、業務の最適化とDX施策の加速を図る。全国の自治体でクラウドサインの導入が進んでいることが好感されているほか、最近は株価が比較的軟調に推移していたため、値頃感も買い意欲を刺激しているようだ。


マイクロアド<9553>:527円(+19円)
大幅に3日ぶり反発。データ統合コンサルティングなどを手掛けるUNCOVER TRUTH(東京都新宿区)の株式を取得し、子会社化すると発表している。取得価額は3.42億円で、異動後の議決権所有割合は71.46%。UNCOVER TRUTHは、CDP(Customer Data Platform)と呼ばれるデータ活用基盤構築・支援サービス「Eark」などを提供しており、子会社化で企業自身が保有する顧客の購買履歴などの活用を図る。


ブティックス<9272>:1213円(+108円)
大幅に3日続伸。30万株(3.00億円)を上限として自社株を取得すると発表している。発行済株式総数(自社株を除く)に対する割合は3.0%。取得期間は4月1日から12月27日まで。株主還元の一環であり、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を可能にすることも目的としている。 <ST>
情報提供元: FISCO
記事名:「 注目銘柄ダイジェスト(前場):グラフィコ、小糸製、ブティックスなど