*06:56JST NY為替:スイス中銀の予想外の利下げで欧州通貨安 21日のニューヨーク外為市場でドル・円は151円00銭から151円75銭まで上昇し、151円64銭で引けた。米先週分新規失業保険申請件数が予想外に前回から減少し、労働市場の強さが証明されたほか、3月フィラデルフィア連銀製造業景況指数、2月中古住宅販売件数も予想を上回り、堅調な成長期待にドル買いが優勢となった。

ユーロ・ドルは1.0917ドルから1.0856ドルまで下落し、1.0858ドルで引けた。ユーロ・円は、165円02銭から164円56銭へ下落。日銀の追加利上げ観測を受けた円買いが上値を抑制。ポンド・ドルは1.2748ドルから1.2651ドルまで下落した。英中銀は金融政策決定会合で、市場の予想通り政策金利を5.25%に据え置くことを決定。ベイリー総裁は「まだ利下げのポイントには達していない。しかし正しい方向に進んでいる」と、年内の利下げの可能性を示唆した。さらに、前回利上げ主張のタカ派委員、ハスケル委員と、マン委員が据え置き支持に転じたことも利下げ観測を強めポンド売り圧力となった。ドル・スイスは0.8927フランから0.8994フランまで上昇した。スイス国立銀行(SMB)は金融政策決定会合で政策金利を予想外に引き下げ、フラン売りが加速。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:スイス中銀の予想外の利下げで欧州通貨安