*08:15JST 今日の為替市場ポイント:日本の円買い介入を警戒してドルは上げ渋る可能性 26日のドル・円は、東京市場では143円72銭から142円94銭まで下落。欧米市場では142円99銭から143円71銭まで反発し、143円51銭で取引終了。本日27日のドル・円は主に143円台で推移か。日本の円買い介入を警戒してドルは上げ渋る可能性がある。

報道によると、国際通貨基金(IMF)のゴピナート筆頭副専務理事は6月26日に開催された欧州中央銀行(ECB)の年次会合に出席し、「インフレ率が目標に回帰するには時間がかかりすぎる」、「総合インフレは大幅に緩和しているが、サービス業のインフレは高止まりしており、目標に回帰する時期はさらに遅れる可能性がある」との見方を伝えた。ゴピナート氏は「中央銀行は金融政策を引き締める必要がある」と指摘しており、市場参加者の間からは「欧米中央銀行は7-9月期に追加利上げを行う可能性は高い」との声が改めて聞かれた。

6月30日に発表される米国の5月PCEコア価格指数や6月ユーロ圏消費者物価指数は、米連邦準備制度理事会(FRB)とECBの当面の金融政策に大きな影響を与える材料となりそうだ。インフレ率が市場予想と一致、または上回った場合、7月利上げを想定して米ドル、ユーロに対する円売りがやや強まる可能性がありそうだ。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 今日の為替市場ポイント:日本の円買い介入を警戒してドルは上げ渋る可能性