28日の米国長期債相場は反落。米連邦準備制度理事会(FRB)がインフレの参考指標としているPCEコア価格指数の9月実績は前年比+5.1%で市場予想を下回ったものの、インフレ率は8月実績の+4.9%を上回ったことが要因。インフレ期待指標である米ミシガン大学5-10年期待インフレ率の10月確報値は2.9%で速報値と同水準だったことも意識されたようだ。11月FOMCでの0.75ポイントの追加利上げは確実視されており、2年債利回りの上昇が目立った。

CMEのFedWatchによると、28日時点で12月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が4.25-4.50%となる確率は48%程度。10年債利回りは一時4.045%近辺まで上昇し、取引終了時点にかけて4.012%近辺で推移。

イールドカーブは、フラットニング気配で推移。2年−10年は-39.40bp近辺、2−30年は-26.50bp近辺で引けた。2年債利回りは4.41%(前日比:+14bp)、10年債利回りは4.01%(前日比+9bp)、30年債利回りは、4.14%(前日比:+6bp)で取引を終えた

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情報提供元: FISCO
記事名:「 米長期債相場は反落、イールドカーブは平坦化