米商務省が発表した5月耐久財受注速報値は前月比+0.7%となった。伸びは4月+0.4%から減速予想に反し、拡大した。変動の激しい輸送用機器を除いた耐久財受注速報値は前月比+0.7%。伸びは4月+0.2%から予想以上に拡大し3月来で最大。
設備投資の先行指標となる航空機を除く非国防資本財(コア資本財)受注速報は前月比+0.5%。伸びはやはり減速予想に反し拡大した。国内総生産(GDP)の算出に用いられるコア資本財の出荷速報値は前月比+0.8%。伸びは予想外に4月と同水準を維持。

予想を上回った結果を受けて、米国債相場が続落。10年債利回りは3.19%まで上昇し、ドル買いが優勢となった。ドル・円は135円33銭から135円55銭まで上昇。ユーロ・ドルは1.0575ドルから1.0551ドルまで下落した。

【経済指標】
・米・5月耐久財受注速報値:前月比+0.7%(予想:+0.1%、4月:+0.4%←+0.5%)・米・5月耐久財受注(輸送用機器除く)速報値:前月比+0.7%(予想:+0.3%、4月:+0.2%←+0.4%)
・米・5月製造業出荷・資本財(航空機を除く非国防)速報値:前月比+0.8%(予想:+0.2%、4月:+0.8%)


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情報提供元: FISCO
記事名:「 【市場反応】米5月耐久財受注速報値が予想外に伸びが拡大、ドル買い優勢