日経平均は199円高(9時10分現在)。今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日までの2日間で日経平均が600円を超す下げとなったことから、押し目待ちの買いが入りやすかった。特に昨日は、米消費者物価指数(CPI)発表への警戒感が日経平均下落の大きな要因だったことから、米CPIコア指数の伸びが予想を下回ったことを受け、見直し買いの動きもあった。一方、昨日の米株式市場で主要指数が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、ウクライナ東部の戦闘が今後激化するとの観測や、北朝鮮による核実験の兆候など懸念材料が多く、株価の重しとなった。さらに、昨日の3月米消費者物価指数(CPI)の発表に続き、今晩は3月の米生産者物価指数(PPI)が発表されることから、これを見極めたいとして積極的な買いを見送る向きもあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。寄り後、日経平均は堅調に推移している。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 日経平均は199円高、寄り後は堅調