4日のニューヨーク外為市場でドル・円は115円46銭から114円65銭まで下落し、114円85銭で引けた。ロシア軍がウクライナや欧州最大の原発制圧するなど、攻撃を激化させたため警戒感からリスク回避の円買いが加速。米2月雇用統計は失業率が予想以上に低下、非農業部門雇用者数が予想を上回る伸びを示したが、時給が予想外に鈍化したため米国債相場は続伸。金利低下に伴うドル売りが強まった。

ユーロ・ドルは1.0950ドルから1.0886ドルまで下落し、1.0928ドルで引けた。ウクライナ危機の影響で欧州の天然ガス価格が過去最高値を更新するなど、域内経済の重しになり欧州中央銀行(ECB)の利上げが遅れるとの見方に伴うユーロ売りが加速。ユーロ・円は126円50銭から125円07銭まで下落。ポンド・ドルは1.3280ドルから1.3203ドルまで下落した。
ドル・スイスは0.9210フランまで上昇後、から0.9164フランまで下落した。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:ロシアがウクライナ最大の原発制圧で警戒感強まる