NY外為市場ではパウエルFRB議長とイエレン財務長官の下院金融サービス委の証言終了でドル売りが再燃した。ドル・円は113円09銭から112円73銭まで下落し、昨日の安値112円53銭を試す展開。一目均衡表の雲入りで、雲の下限111円91銭を目指す可能性もある。ユーロ・ドルは1.1315ドルまで下落後、1.1320ドルでもみ合いとなった。

パウエル議長は下院金融サービス委の証言で、上院議会証言に続き、FRBがインフレリスクの上昇に対応する方針を再表明、12月連邦公開市場委員会(FOMC)で、資産購入ペースの加速を協議することが適切との見解を繰り返したため、一時ドル買いが再燃していた。

ダウ平均株価は一時500ドル超上昇後、上げ幅を縮小。176ドル高で推移。米10年債利回りは1.44%で推移した。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY外為:ドル・円一目均衡表の雲入り、ダウ失速、FRB議長と財務長官の下院証言終了