米国株式市場はまちま。ダウ平均は16.02ドル高の33446.26ドル、ナスダックは9.54ポイント安の13688.84で取引を終了した。バイデン大統領の米国雇用計画を巡る演説を控え、回復期待に寄り付き後、上昇した。ただ、高値付近からは利益確定売りも根強く、上値を抑制。連邦準備制度理事会(FRB)が公表した3月分の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を受け、早期の緩和策縮小観測が後退したことが下支えとなりダウは小幅高で引けた。セクタ—別では、小売りやメディア・娯楽が上昇、自動車・自動車部品が下げた。

クルーズ船運営のカーニバル(CCL)は1−3月期決算で、前10-12月期に比べ予約が90%増加したことを明らかにしたことや、7月末までに営業再開が可能との期待に、上昇。オンライン決済のスクエア(SQ)、オンライン小売りのアマゾン(AMZN)やITのマイクロソフト(MSFT)は、アナリストによる目標株価、投資判断引き上げでそれぞれ上昇した。一方、電動自動車メーカーのテスラ(TSLA)は新型モデルS、モデルXの納入遅延が明らかになり、下落。

会員制小売りのコストコ(COST)は引け後に発表した3月既存店売上高が16%増と、予想の12.3%増を上回り、時間外取引で上昇している。

Horiko Capital Management LLC

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY株式:NYダウ16ドル高、金融・財政刺激策が下支え