NY外為市場ではドル買いが一服した。ドル・円は103円90銭の高値から103円79銭まで再び下落。ユーロ・ドルは1.2094ドルで下げ止まった。

パイデン新政権の大規模財政策で回復期待に伴うドル買いが一時強まったが、12月小売売上高が予想外のマイナスに落ち込み、連邦準備制度理事会(FRB)が当面緩和策を維持することを織り込むドル売りが再燃。

カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁はオンライン討論会で、ワクチンの進展は非常にポジティブサプライズだが、2021年を通じパンデミックの影響が続くとの見通しを示した。また、経済はパンデミックに対して信じられているほど柔軟ではないと慎重。実質失業率は10%前後である可能性を指摘した。

米10年債利回りは1.11%から1.09%まで低下。ダウは111ドル安で推移した。
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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY外為:ドル買い一服、米債利回り低下、本年いっぱいパンデミックの影響継続=カシュカリMN連銀総裁