12日午前の東京市場でドル・円は105円40銭台で推移。日経平均は210円高で推移しており、上げ幅は拡大しているが、株高を意識したドル買いは増えていないようだ。仲値時点のドル需要は通常並みとの見方が多い。ただし、欧米におけるウイルス感染の再拡大を警戒して、リスク選好的な円売りは抑制されるとの見方もあることから、ドル・円は105円台半ば近辺の水準でしばらく推移する可能性がある。ここまでの取引レンジは、ドル・円は105円38銭から105円48銭、ユーロ・ドルは1.1774ドルから1.1780ドル、ユーロ・円は124円11銭から124円23銭。

■今後のポイント
・新型コロナウイルスのワクチン・有効治療薬の開発競争は加速する可能性
・米大統領選挙の最終結果が判明するまである程度の時間がかかる可能性
・ウイルス感染拡大で欧米経済見通しは不透明

・NY原油先物(時間外取引):高値41.69ドル 安値41.47ドル 直近値41.49ドル



<MK>

情報提供元: FISCO
記事名:「 東京為替:株高持続もドル・円は105円40銭台で小動き