12日のニューヨーク外為市場でドル・円は、105円46銭から105円24銭まで下落して105円34銭で引けた。米追加経済対策への期待で安全逃避的なドル買いは縮小した。

ユーロ・ドルは1.1794ドルから1.1817ドルまで上昇して1.1813ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)のデギンドス副総裁は「将来の資産購入に関する判断には時間がある」と指摘したことや、一部メンバーは連邦準備制度理事会(FRB)のようなインフレ目標平均の導入に懐疑的であることから、ユーロ売りは後退。ユーロ・円は124円50銭まで買われた後、124円29銭まで下落。ムニューシン米財務長官とペロシ下院議長の交渉は継続し、米追加経済対策が成立するとの期待でユーロ・円は下げ渋った。ポンド・ドルは1.3021ドルから1.3083ドルまで上昇。ジョンソン首相は新型ウイルス感染拡大を受け警戒システム計画を発表したが、全国的な閉鎖が回避されたため、ポンド買いが優勢となった。ドル・スイスは0.9109フランから0.9087フランまで下落した。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:安全逃避的なドル買い縮小