27日午前の東京市場でドル・円は106円04銭近辺で推移。日経平均は104円安で午前の取引を終えた。株安は続いているが、株安を意識した円買いは抑制されているようだ。日本時間夜に予定されている米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の講演は有力な手掛かり材料になるとみられているが、追加緩和の必要性について明言しないとの見方が出ており、ドル・円は底堅い動きがしばらく続く可能性がある。ここまでの取引レンジは、ドル・円は105円81銭から106円08銭、ユーロ・ドルは1.1830ドルから1.1845ドル、ユーロ・円は125円27銭から125円46銭。

■今後のポイント
・新型コロナウイルスのワクチン・有効治療薬の開発競争は加速する可能性
・追加の経済支援策の実現は困難との見方
・米中対立の長期化懸念
・米追加緩和観測後退

・NY原油先物(時間外取引):高値43.50ドル 安値43.34ドル 直近値43.36ドル



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情報提供元: FISCO
記事名:「 東京為替:株安継続もドル・円は106円台を維持