19日の日経平均は3連騰した。ザラ場高値と終値はともに3月のコロナ暴落後の最高値を更新した。下向きの5日線が再び上向きに転じたほか、2月21日以来約3カ月ぶりに75日線を上回る場面もあった。一目均衡表では、終値が雲上限を突破して3役好転を示現し、買い手優位が一段と強まった格好。上向きの転換線と基準線が目先の上昇圧力の強まりを示唆している。ボリンジャーバンドでは株価が一時+2σを超過するとともに、-2σから+2σの各線が中心線から離れていく「5本線発散」が始まっているため、上値拡張局面入りが期待できよう。ローソク足は上ヒゲを出して陰線を引いたが、本日終値の対25日線上方乖離率は3.44%、RSI(25日ベース)は67.45%といずれも過熱圏入りの目安となる5%、80%を下回っており、上値余地の大きさが窺える。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 日経平均テクニカル:3連騰、3役好転しボリンジャーは5本線発散