本日のマザーズ先物は、前日の米国株高や円安進行など外部環境の一段の好転を受けて、堅調な動きが継続しそうだが、新規の材料に乏しいうえ、米雇用統計の発表を控えた週末だけに、次第に様子見ムードが強まりそうだ。前日の米国市場は、中国が対米報復関税の一部を引き下げると発表したことなどが手掛かり材料となり、米主要株価指数はそろって上伸した。円相場が1ドル=109円90銭台の円安水準で推移していることも個人投資家心理の改善につながりそうだ。ただ、中国の関税引き下げはこれまでの動きから想定内の内容であって新味に乏しいといえよう。また、マザーズ先物は昨日までの間に大きく3日続伸しているだけに連日の上昇に対する警戒感もあって次第に買い手控えムードが広がりそうだ。個別では、本日はミクシィ<2121>の決算発表が予定されている。時価総額上位銘柄であるだけに、決算を意識した動きが一方に傾くとなるとマザーズ先物にも影響を与えることになりそうだ。上値のメドは840.0pt、下値のメドは825.0ptとする。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 マザーズ先物見通し:新規材料難、週末要因で様子見ムードか