本日のマザーズ先物は、米中協議の行方を見守りたいとの思惑から小幅な値動きとなりそうだ。前日の米国市場は、米国で低金利政策の継続が決まったことなどから主要株価指数は小反発した。シカゴの日経225先物も値を上げており、個人投資家マインドの改善には繋がりそうだ。このため、朝方は買いが先行して始まりそうである。ただ、円相場が一時1ドル=108円50銭を割るなど若干円高方向に進んだことに加え、市場では「米中通商協議の動向次第では、上下に大きく振らされる可能性も残る」との声も聞かれ、警戒感から次第に上値は圧迫されるだろう。また、明日に控えるメジャーSQを目前に引き続きロールオーバーの動きもみられる可能性がある。加えて、本日もマザーズ市場には注目度の高そうなメドレー<4480>が新規に上場する。このため、直近の新規上場を含めたIPO銘柄などに物色が集まりそうで、昨日下げがきつかったメルカリ<4385>やラクス<3923>、サンバイオ<4592>といった時価総額上位銘柄群は引き続き軟調が予想され、マザーズ先物の重石となろう。上値のメドは902.0pt、下値のメドは895.0ptとする。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 マザーズ先物見通し:小動き、物色の矛先はIPO銘柄に集中か