本日20日の日経平均は小幅続伸となった。ローソク足は3日連続で陰線を引き、昨日に続いて上ヒゲを形成した。ザラ場の高値と安値はいずれも昨日のレンジ内に収まり、売り買いの拮抗状態を示した。ただ、25日移動平均線が上昇を続けたほか、ともに上向きの75日線が200日線に下から距離を縮めてゴールデンクロス(GC)達成が接近。日足の一目均衡表では、転換線が上向きをキープするしていることもあり、強い上昇基調を保って今週の取引を終えた。25日線との上方乖離率は4.87%(昨日5.04%)と節目の5%を下回ったが、東証1部の騰落レシオは136.35%(同126.91%)と2017年10月17日以来の高水準に上昇し、短期的な過熱感が強まっている。ボリンジャーバンドでは、ザラ場高値が+2σに届かず、上値拡張局面の終了を示唆している。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 日経平均テクニカル:小幅続伸、連日の上ヒゲも75・200日GC接近