10日のニューヨーク外為市場でドル・円は、108円96銭から108円35銭まで下落し、108円47銭で引けた。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が下院金融サービス委員会の証言で、「6月FOMC以降の不透明性が引き続き見通しを抑制している」としたほか、6月連邦公開市場委員会(FOMC)議事録でも多くの高官がリスクの上昇で、利下げの論拠が強まったと指摘したことが明らかになり、速やかな利下げ観測を受けたドル売りに拍車がかかった。

ユーロ・ドルは、1.1213ドルから1.1264ドルまで上昇し、1.1251ドルで引けた。ユーロ・円は、122円25銭から121円98銭まで下落。ポンド・ドルは、1.2470ドルから1.2521ドルまで上昇した。
ドル・スイスは、0.9928フランから0.9887フランまで下落した。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:パウエルFRB議長証言などで7月利下げ期待強まる