10日のマザーズ先物は前日比12.0pt高の894.0ptと大幅に続伸して終了した。高値は902.0pt、安値は892.0pt、取引高は1462枚。

本日のマザーズ先物は、早期の利下げ期待の高まりを映した先週末の米国株高を背景に買いが先行して始まると、一時前週末比20.0pt高の902.0ptまで上昇した。また、米墨通商問題もひとまず解決したこともあり、リスク回避ムードが和らいだことも買い安心感を誘ったほか、このところ敬遠されていた指数寄与度の高い時価総額上位銘柄や個人に人気の高いバイオ関連銘柄上伸したこともマザーズ先物高に寄与したとみられる。ただ、心理的な節目である900ptを回復したことで目先の達成感もあり、戻り待ちの売りも散見されていた。

本日のマザーズ市場では、子会社がスターガルト病を適応症として開発中の新薬候補について、欧州医薬品庁から、希少疾病用医薬品指定の通知を受けたと発表したことが材料視された窪田製薬HD<4596>や、1対3の株式分割を実施すると発表したソフトMAX<3671>がともにストップ高まで買われた。一方、業績予想を下方修正したイトクロ<6049>はストップ安まで売り込まれた。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 マザーズ先物概況:大幅続伸、外部環境の好転を受けて投資マインド改善