米国株式相場は上昇。ダウ平均は214.66ドル高の25862.68、ナスダックは75.90ポイント高の7898.05で取引を終了した。4月住宅着工・建設許可件数が予想を上振れたほか、週間新規失業保険申請件数が予想より減少したことが好感され、買いが先行。複数の主要企業決算も好感され、終日堅調推移となった。セクター別では、ソフトウェア・サービスや素材が上昇する一方で半導体・半導体製造装置や自動車・自動車部品が下落した。

ネットワーク機器メーカーのシスコ・システムズ(CSCO)は、決算内容が予想を上振れ、上昇。小売最大手のウォルマート(WMT)は、好決算を発表し堅調推移。ファストフードのジャック・イン・ザ・ボックス(JACK)は、業績見通しを据え置き買われた。一方で、米商務省が、米企業による中国通信機器メーカーの華為技術(ファーウェイ)との取引を事実上禁止し、クアルコム(QCOM)やマイクロン・テクノロジー(MU)など半導体関連株が下落した。

サウジアラビアの石油施設が攻撃され、中東情勢が緊迫化している。12日にも同国の石油タンカーが攻撃されており、イランの関与が疑われている。19日に石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非OPEC産油国で会合が開かれるが、紛糾が予想され、原油相場の上昇に繋がりそうだ。

Horiko Capital Management LLC



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY株式:NYダウ214ドル高、堅調な経済指標を好感