こんにちは、フィスコマーケットレポーター高井ひろえの「投資の学校の気になるレポート」です。投資の学校プレミアムの専属講師である矢口新先生のコラムについて興味深い記事を見つけましたのでご紹介いたします。本日ご紹介するコラムは、矢口先生が書かれた『11億円でも守れない幸福』という記事です。

矢口先生は貧富の差の拡大がもたらす問題について本コラムで説明しています。例えばアメリカでは、『持ち家の価格だけではなく、賃貸料の高騰が原因で、立ち退きを余儀なくされる人がたくさんいます』。アメリカ全土で見ると、『7人に1人の子どもたちが、過去10年間に立ち退きを経験した』とのことでした。また『実際に立ち退きまではいかなくても、所得の30%以上を家賃の支払いに充てている人は、約半数にも上るというデータがありました』と伝えています。さらに驚きなのは、『ニューヨークやサンフランシスコでは、定職についていても、家賃が払えずにホームレスになる人もいる』ということです。矢口先生は『この問題の根本にあるのは貧富の差の拡大』だと指摘しています。

ではお金があれば幸せなのでしょうか?矢口先生は『実はそう単純な話でもないんです』と話します。上位1%とされる富裕層の実態に目を向けてみると、『シリコンバレーの経営者の警護には、億単位の経費が支払われている』とのこと。例えば、『フェイスブックのCEO・マーク=ザッカーバーグ氏の警護費用は、年間約11億円かかる』そうです。つまり、『常に彼は誰かから狙われているということでもあるのです。ある意味、11億円使っても、幸福は守れるとは言えないのでしょう』と伝えます。

最後に『あくまで私見ですが、世界的な消費税導入と法人税率の引下げがもたらした貧富格差と財政赤字の拡大は、基本的に誰も幸せにしないと言わざるを得ません』と締めくくっています。

上記の記事の詳細コメントは、株式会社ファイナンシャルインテリジェンスが運営している「投資の学校プレミアム」の4月4日付のコラムである『11億円でも守れない幸福』にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

高井ひろえの「気になるレポート」は各種レポートを高井ひろえの見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合がありますので、ご留意くださいませ。

フィスコマーケットレポーター 高井ひろえ




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情報提供元: FISCO
記事名:「 11億円でも守れない幸福~投資の学校(高井ひろえ)