以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家アイデア投資家氏(ブログ「アイデア投資家」を運営)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
----
※2019年4月2日7時に執筆
テンバガー(10倍株)の可能性を秘めた候補銘柄を、2019年初めに下記5条件から21社リストアップし、19年1月~3月期株価パフォーマンスを紹介したい。今回はベスト企業編。
<アイデア投資家が考えるテンバガー候補企業の5条件>
・時価総額が300億円以下で、上場市場はJASDAQ、マザーズ、東証二部
・上場から10年以内の企業
・PER100倍未満(2018年1月4日終値べース)
・過去3年平均売上高成長率10%以上
・過去5年の売上高・経常利益トレンドが右肩上がり(設立5年未満は、3年で確認)
今回は投資リターン50%以上(1月9日終値 vs 3月29日終値)の2銘柄からSKIYAKI<3995>を紹介する。

まずトップのリターンを叩き出したのが、東証マザーズ上場のSKIYAKIの+74%。SKIYAKIはプラットフォーム「bitfanPro」を基盤とした音楽アーティスト等のファンクラブ運営やグッズ販売などのECサービス提供を主力とする企業で、2014年にカルチュアル・コンビニエンス・クラブと資本提携している。2003年設立、2017年上場。

社名の由来は、「SUKIYAKI」が海外でも通じる日本語であり、「上を向いて歩こう」(坂本九)の海外での曲名から取られたそうだ。「上を向いて歩こう」は日本の曲の中で唯一、全米Billboardシングルチャートで週間ランキング1位を獲得している。

株価上昇のきっかけは下記2点と推測。

まず、3月7日に同社連結子会社であるSKIYAKI APPSが、アイモバイル<6535>を引受先とする第三者割当増資による資金調達を実施し、それが好感され株価が急騰した模様。プレスリリースによると、増資の目的は、「既存事業でのメディア運営、インターネット広告収益の強化、ファンを創出する新規プラットフォーム事業展開の加速」とのこと。

もう1つが、3月15日発表の19年1月期業績。連結経常利益が1億7,200万円(前期比20.6%減)だったが、18年9月に公表した予想値である1億1,700万円を47.0%上回った。20年1月期は2億~3億3,000万円(前期比16.3~91.1%増)の経常利益を見込んでおり、2期ぶりに過去最高益更新を見通していることが好感され、株価が急騰した模様。

----
執筆者名:アイデア投資家
ブログ名:アイデア投資家



<SF>

情報提供元: FISCO
記事名:「 個人投資家アイデア投資家:テンバガー候補銘柄の1月~3月期株価パフォーマンスベスト企業 SKIYAKI編