9日のニューヨーク外為市場でドル・円は、110円43銭から110円90銭まで上昇し、110円85銭で引けた。日米金利差の拡大観測や株高に連れたリスク選好の動きを背景にしたドル買い・円売りが再燃した。

ユーロ・ドルは、1.1791ドルから1.1733ドルまで下落し1.1745ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が欧州連合(EU)議会証言で、少なくとも2019年夏終わりまで金利が据え置かれる見通しだと繰り返したためユーロ買いが後退。

ユーロ・円は、130円26銭まで上昇後、130円01銭へ弱含んだ。

ポンド・ドルは、1.3351ドルから1.3190ドルまで下落した。デービス欧州連合(EU)離脱担当相に続き、欧州連合(EU)離脱を巡りメイ首相の方針に反発し政権の中核にいるボリス・ジョンソン外相も辞任を表明したため、英国の政局不透明感が広がりポンド売りが加速。その後、ほとんどの与党議員が依然メイ首相を支持していることが明らかになると、メイ首相の辞任の憶測を受けたポンド売りが後退した。

  ドル・スイスは、0.9877フランから0.9930フランまで上昇した。

  【経済指標】・米・5月消費者信用残高+246億ドル(予想:+120.00億ドル、4月:+102.73億ドル←+92.62億ドル)

  

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情報提供元: FISCO
記事名:「 7月9日のNY為替概況