4月30日のニューヨーク外為市場でドル・円は、109円45銭まで上昇後、109円09銭まで反落し109円33銭で引けた。予想を下回った米国の経済指標や中東情勢の緊張を警戒して、ドルは伸び悩んだ。しかし、米国の金利先高感は根強く、ドルは底堅い展開となった。

ユーロ・ドルは、1.2064ドルまで下落後、1.2106ドルまで反発し、1.2078ドルで引けた。ユーロ・円は、132円24銭から131円87銭まで下落し、132円04銭で取引を終えた。中東の地政学的リスクへの警戒感が高まり、安全逃避的な円買いが優勢となった。ポンド・ドルは、1.3724ドルから1.3786ドルまで上昇した。ユーロ売り・ポンド買いがやや目立った。ドル・スイスは、0.9921フランまで上昇後、0.9889フランまで反落した。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:米金利先高観後退せず、ドル下げ渋り