20日のドル・円相場は、東京市場では105円93銭から106円61銭まで反発。欧米市場でドルは一時106円09銭まで売られたが、106円60銭まで反発し、106円53銭で取引終了。


本日21日のドル・円は、主に106円台半ば近辺で推移か。米連邦公開市場委員会(FOMC)会合の結果判明を待つ状況となりそうだ。東京市場は休場となるため、主要通貨の為替取引はやや動意薄の状態が続くとみられる。


21日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)の会合で、政策金利であるFFレートの誘導目標水準は現行の1.25%-1.50%から1.50%-1.75%に引き上げられることが確実視されており、市場は年4回の利上げの有無を見極めることになりそうだ。


今回のFOMC会合では、大規模減税とトランプ政権の保護主義的な通商政策がインフレや米国経済全般に与える影響について活発に議論されると予想される。FOMCの経済予測は減税や通商政策の影響を反映した内容(数値)になるはずだ。今年末のFFレートの予想中央値が前回と同じ2.10%に据え置かれた場合、利上げペース加速の思惑は大幅に後退し、ポジション調整的なドル売りが強まる可能性がある。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 今日の為替市場ポイント:ドル・円は主に106円台半ば近辺で推移か、米FOMC会合の結果判明を待つ状況