19日午前の東京市場でドル・円は下げ渋り。日本株安を背景にドル売り・円買いが先行したものの、国内勢の買戻しでドルの下げは一服した。

ドル・円は、日経平均株価の弱含みを背景にリスク回避的なドル売り・円買いが先行し、ドルは一時105円70銭台まで弱含んだ。その後は国内勢による押し目買いで、ドルは下げ渋った。

ランチタイムの日経平均先物はマイナス圏ながら下げ幅を縮小しており、日本株の持ち直しへの期待から円買いは弱まりそうだ。ただし、節目付近の売りに押され戻りは鈍いだろう。

ここまでの取引レンジは、ドル・円は105円75銭から106円13銭、ユーロ・円は129円74銭から130円37銭、ユーロ・ドルは1.2265ドルから1.2292ドルで推移した。

【要人発言】
・日銀金融政策決定会合(主な意見:3月8-9日開催分)
「2%実現までなお距離があり、緩和の度合い次第に縮小していく意味での正常化を具体的に検討する局面にはない」
「物価安定目標の達成が遅れるリスクが高まれば追加緩和が必要になる」
「緩和余地は大きくなく、デフレ脱却のためには財政政策の協力が必要」
「プライマリーバランスの黒字化は、経済・物価・金融状況を踏まえ、適切な定量的目標を定めて目指すことが望ましい」

【経済指標】
・日・2月貿易収支:+34億円(予想:+891億円、1月:-9441億円)



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情報提供元: FISCO
記事名:「 東京為替:ドル・円は下げ渋り、国内勢は押し目買い