ビットコインキャッシュ(BCH)から、新たに「ビットコインキャンディ(CDY)」という名前で仮想通貨がハードウォーク(分裂)する計画が明らかとなっている。

公式サイトによると、1月13日前後(512,666ブロック目)に分裂が予定されており、既に中国の仮想通貨取引所であるCoinEx(同国ViaBTCが新しく設立したBCHを基軸通貨とした取引所)が対応する方針を明確にした。なお、現状ではその他の取引所に目立った動きは観測されていない。

ビットコインからは、17年8月にビットコインキャッシュ、同年11月にビットコインゴールドなどとこれまで複数の仮想通貨が分裂してきた。ビットコインキャッシュとビットコインゴールドの分裂では、分裂前にビットコインを保有している者は分裂後に同数を手に入れる権利があったため、事前に権利取りの買いが起こった。

一方で、今回のビットコインキャッシュにおける分裂では、1BCHに対して1000ビットコインキャンディ(CDY)が割り当てられることから、1通貨あたりの価格は低下することが想定されており、事前のビットコインキャッシュへの物色は限定的となりそうだ。

しかし、単価の低さや話題性によって、現在の仮想通貨市場におけるハードフォークブーム再燃のきっかけとなる可能性はあることから、今後の動向を注視していきたい。




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情報提供元: FISCO
記事名:「 ビットコインキャッシュから、新たに「ビットコインキャンディ」が分裂へ【フィスコ・ビットコインニュース】