7日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は70.57ドル高の24211.48、ナスダックは36.47ポイント高の6812.84で取引を終了した。ハイテク株の上昇や原油高を好感し、買いが先行。税制法案の行方や明日の雇用統計結果を見極めたいとの思惑もあり、上値は限られた。明日は歳出法案(債務上限引き上げ)の採決も控えているが、否決された場合は政府機関の閉鎖に繋がる為、積極的な売買を控える動きもみられた。セクター別では、運輸や資本財が上昇する一方で家庭用品・パーソナル用品や食品・飲料・タバコが下落した。

ヨガウェアのルルレモン・アスレティカ(LULU)や、ディスカウントストアのダラー・ゼネラル(DG)は決算内容が好感され、上昇。中国電子商取引のアリババ・グループ(BABA)と自動車大手のフォード(F)はクラウドコンピューティングや人工知能(AI)分野での協力で合意し、ともに買われた。ゼネラル・エレクトリック(GE)は電力部門で1万2千人の大規模人員削減を発表し小幅上昇。一方で、口コミサイトのイェルプ(YELP)は一部アナリストによる投資判断引き下げを受け、下落した。

雇用統計では、非農業雇用者数が19.5万人増、失業率は4.1%増が予想されている。非農業雇用者数は前月からの低下が見込まれているが、ハリケーン後の復興需要による後押しで予想を上振れる可能性が高い。

Horiko Capital Management LLC



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY株式:ダウ70ドル高、ハイテク株の買い戻しが続く