19日の日経平均は13営業日続伸。85.47円高の21448.52円(出来高概算15億2000万株)で取引を終えた。1988年2月10日から2月27日にかけての13連騰に顔合わせした。18日の米国市場はNYダウが連日で最高値を更新した。好決算を発表したIBMや長期金利上昇を背景とした金融株の上昇が目立ち、堅調推移となっていた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比100円高の21450円。円相場は1ドル113円辺りでの推移となるなか、これにサヤ寄せする格好から主力大型株中心に買いが先行した。

寄付き後しばらくはこう着感が強まっていたが、前場半ば辺りからじりじりと上げ幅を広げ、一時1996年10月以来の21500円を回復。その後は過熱警戒感や節目を捉えたことによる達成感が意識されるなか、21400円を下回る場面もみられたが、これまで同様、大引けにかけてインデックス買いから切り返す格好となった。

日経平均は13連騰を達成したが、明日は1960年12月21日から1961年1月11日にかけての最長記録となる14連騰に挑む。14連騰を達成し、週明けの衆院選結果が予想通りに与党勝利となれば、アベノミクス加速へのご祝儀相場からの上昇も見込まれ、15連騰という新記録が意識されよう。そのため、過熱感が警戒されるものの、よりショートカバーが強まりやすい需給状況のなか、インデックス買いで指数を押し上げやすい。また、主力大型株主導での上昇のなか、中小型株への物色は限られており、中小型株へ広がりをみせてくるかが注目されるところである。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 明日は週明けの連騰最長記録を意識した先回り買いも【クロージング】