28日のニューヨーク外為市場でドル・円は、112円76銭から112円26銭まで下落し、112円33銭で引けた。トランプ政権・共和党が発表した大規模な減税案を受けて、財政赤字の拡大懸念が浮上したほか、7年債入札後、米債利回りの上げ幅が縮小したためドル買いは後退した。

ユーロ・ドルは、1.1767ドルから1.1804ドルまで上昇し、1.1787ドルで引けた。ユーロ圏9月景況感指数が10年ぶりの高水準に達し、域内の金利先高感をうけたユーロ買いが再燃。ユーロ・円は、132円89銭へ上昇後、132円29銭へ反落。
ポンド・ドルは、1.3411ドルから1.3455ドルへ上昇した。利上げ観測を受けたポンド買いが再燃した。ドル・スイスは、0.9744フランから0.9698フランへ下落した。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:米長期金利上げ渋りでドルは伸び悩む