6日のニューヨーク外為市場でドル・円は、113円42銭から113円03銭へ下落し113円21銭で引けた。米国の6月ADP雇用統計が予想を下回ったため追加利上げに不透明感が広がり、ドル売りが優勢となった。

ユーロ・ドルは、1.1379ドルから1.1425ドルまで上昇し1.1424ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)が公表した6月定例理事会の議事要旨で、委員が資産購入プログラムの緩和バイアス変更を協議したことが明らかになると、早期のテーパリング観測が強まりユーロの買戻しが加速。ユーロ・円は、128円80銭から129円42銭へ上昇した。ポンド・ドルは、1.2925ドルから1.2977ドルへ上昇。英国中央銀行のマカフィー金融政策会合(MPC)委員が、もし成長が予想通りに継続した場合、緩やかな利上げを実施する可能性を示唆したため、ポンド買いが強まった。ドル・スイスは、0.9650フランから0.9601フランへ下落した。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:ユーロ上昇、ECBの早期テーパリング観測強まる