3日の米国株式相場は下落。ダウ平均は13.01ドル安の20650.21、ナスダックは17.06ポイント安の5894.68で取引を終了した。小幅に上昇して寄り付いたものの、3月のマークイット製造業PMIやISM製造業景況指数が前月より減少し、景気拡大の減速が懸念され下落に転じた。3月新車販売台数が総じて不振となり、自動車セクターを中心に売りが広がった。引けにかけて下げ幅を縮小するも、ロシアで発生した地下鉄爆発事件にテロの疑いあると報じられ、リスク回避の動きが上値を抑える展開となった。セクター別では、ヘルスケア機器・サービスや電気通信サービスが上昇する一方で自動車・自動車部品や商業・専門サービスが下落した。

ベーカリーカフェのパネラブレッド(PNRA)は身売り観測が浮上し、上昇。電気自動車のテスラ・モーターズ(TSLA)は、1-3月期の出荷台数が予想を上振れたことで大きく上昇し、時価総額で自動車大手のフォード(F)を上回った。一方で、3月の新車販売台数の減少で、自動車大手のゼネラル・モーターズ(GM)が下落。製薬のマイラン(MYL)は急性アレルギー反応の補助治療薬「エピペン」へのリコールを発表し、小動き。

来週から決算発表シーズンに入る為、今週は株価収益率(PER)などで割高感のある銘柄の株価水準が見直される可能性があることに注意が必要だ。

Horiko Capital Management LLC



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY株式:ダウは13ドル安、軟調な新車販売台数を嫌気