欧米株高に加えて、一段の円安進行など、外部環境はさらなる改善を見せている。東京市場も上値追いの動きが強まる公算だ。とりわけ、円安メリットの強い自動車株に関心が向かおう。年初来の相対的な出遅れ感の強さなども支援材料となり得る。また、海外市場で買われた銀行株にも注目される。こちらもPBR水準の低さは買い手掛かり材料となり得よう。富士フイルムの武田の試薬子会社買収などは、新興市場のバイオ関連物色の手掛かりになっていくか注目される。一方、ロシアのプーチン大統領を受けて、ロシア関連には強弱感が対立か。カジノ関連の出尽し感などが連想される可能性はありそうだ。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 個別銘柄戦略:自動車株と銀行株にとりわけ注目か