*07:38JST NYの視点:米12月JOLT求人件数:再び900万件台で雇用の底堅さ示す、同時に雇用者の慎重姿勢も明らかに 米労働省が発表した12月JOLT求人件数は902.6万件と、予想875万件を上回り9月来で最高となった。11月分は892.5万件と、879.0万件から上方修正され労働市場の底堅さが再表明された。

ただ、雇用者の労働市場への自信を表明すると注目される自主退職者数は340万人と過去3年間で最低。自主的退職率は2.2%と、11月に続き低水準。前年同月は2.6%。雇用者の労働市場への慎重姿勢が同時に表明された。雇用削減率も1.2%と、前月0.9%や前年同月の1.1%から上昇。労働市場のひっ迫も引き続き緩和傾向を維持しており、賃金の伸び鈍化、インフレ鎮静化を支援すると見る。

1失業者に対しては1.44の求人件数で連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が指摘するように労働市場の均衡化は続いている。

■12月労働市場ダッシュボード
求人件数:5.4%(11月5.4%、2022年12月6.8%)
雇用削減率:1.2%(0.9%、1.1%)
自主的退職率:2.2%(2.2%、2.6%)
採用率:3.6%(3.5%、4.0%)

失業率:3.7%(3.7%)
不完全雇用率(U6):7.1%(7.0%)
非農業部門雇用者数:+21.6万人(+17.3万人)
平均時給:前月比+0.4%、前年比+4.1%(+0.4%、+4.0%)

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NYの視点:米12月JOLT求人件数:再び900万件台で雇用の底堅さ示す、同時に雇用者の慎重姿勢も明らかに