皆さん、こんにちは。フィスコ企業リサーチレポーター馬渕磨理子です。まずは、先週のマーケットを振り返ってみましょう。

新型コロナウイルスの感染拡大を警戒してドル・円は弱含みとなり、週末には103円台後半で取引を終えました。新型コロナウイルスワクチンの開発の進展が伝わり、米国株式が一段高となる場面があったものの、日米におけるウイルス感染の拡大への警戒からリスク選好的なドル買い・円売りは縮小し、ドル・円は一時103円65銭まで下落しています。

ユーロ・円は一時124円44銭まで買われましたが、週後半に一時122.85円まで下落しています。欧州中央銀行(ECB)総裁であるラガルド氏が11月17日、「ワクチンは我々の見通しを大幅に修正させることはない」との見方を示し、ユーロ圏景気回復期待が後退したことから、リスク選好的なユーロ買いが縮小しました。

さて、今週のマーケットはどうなるのか?各通貨の見通しについて住信SBIネット銀行の「ウィークリーレポート」を見てまいりましょう。

レポートでは、『弱含み』と予想しています。米国においては、新型コロナウイルスの感染者数増加による景気への影響を懸念して、『もう一段の金融緩和が観測され、株価や長期金利の低下を手がかりとしたドル売りが想定される』と伝えています。『直近で発表された11月ミシガン大学消費者信頼感指数、11月NY連銀製造業景気指数、10月小売売上高は市場予想を下回る低調な内容だった』ことも金融緩和期待の下支えとなりそうです。

ユーロ・円については『もみ合い』と予想しています。新型コロナウイルス感染拡大に対し主要国が制限措置を強化している欧州では、経済指標が手掛かり材料となりそうです。また、『ワクチン開発期待で欧米株式が強い動きを見せた場合、リスク回避のユーロ売り・円買いは抑制される見込み』と推察しています。

ポンド・円に関しては『もみ合い』と予想しています。『英国と欧州連合(EU)との通商合意に期待感が広がる半面、不透明感も残り引き続き交渉の行方が注視される』と伝えています。一方、英国でも新型コロナの感染拡大は厳しい状況が続いているので、もし英中央銀行による追加緩和策へ思惑が広がった場合には、ポンド売りにつながる可能性も考えられます。

豪ドル・円は『底堅い展開』と予想しています。11月17日に公表された豪準備銀行(中央銀行)議事要旨では『政策の追加措置として債券買い入れに焦点を当て、「さらなる利下げ(マイナス金利)は合理的でない」と言明』されていることから、『緩和観測による豪ドル売り圧力は高まりにくい』と推察しています。また、19日発表の雇用統計では雇用者数の大幅増が確認できましたが、26日に行われるデベル副総裁の講演が注目されそうだと伝えています。

参考にしてみてくださいね。

上記の詳細コメントは、住信SBIネット銀行サイト内の「ウィークリーレポート」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコ企業リサーチレポーター 馬渕磨理子




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情報提供元: FISCO
記事名:「 追加の金融緩和観測でドル安継続か 住信SBIネット銀行(馬渕磨理子)