こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。

1/30付の「DailyOutlook」では、REIT市場について考察しているのでご紹介します。

まず同レポートでは、『足元で東証REIT指数が連日で昨年来高値を更新している。REITが堅調な動きをみせるのは日本に限った話ではなく、世界的にREIT指数が年初来で上昇している。背景の1つには、年初にパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長が、金融政策を柔軟に見直す姿勢を表明したことがあろう。先行きの米金利上昇ペースの鈍化を好感し、利回り商品の側面が強いREITが評価されている可能性がある』と伝えています。

続けて、2018年の1年間では世界のREIT指数の多くがマイナスのパフォーマンスを記録する中、東証REIT指数は+6.7%と好成績を残したことを挙げ、『一方、上昇が続いたことで、東証REIT指数の予想分配金利回り(加重平均、各投資法人予想、QUICK算出)は3.99%(1/29)と、たびたび指数の上値目途として意識されてきた利回り4%の水準まで低下している。4%水準を下回り指数の上昇が続くには分配金成長力がカギとなるが、J-REIT市場全体の1口当たり分配金は、賃料増額などにより中長期的に増加基調が続くとみる』と分析しています。

さらに、『短期的には需給面で下押す可能性がある。例年、1-3月はエクイティファイナンスが他の四半期と比べ高水準になりやすい。また、年度末に向けて、国内金融機関などが益出しで保有するJ-REITを売却する可能性がある。しかし、ファンダメンタルズは堅調であるため、需給が緩み下落する場面は利回りが上昇する投資機会と捉えたい』とまとめています。

最後にレポートでは、『各国のREIT指数の推移』を紹介しています。詳しくは1/30付の「DailyOutlook」をご覧になってみてください。

また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。

花田浩菜の「気になるレポート」は各種レポートを花田浩菜の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。

フィスコリサーチレポーター花田浩菜




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情報提供元: FISCO
記事名:「 世界的に上昇するREIT市場、SMBC日興証券(花田浩菜)