ふとした瞬間に、「これはやらなきゃ!」と直感で感じることはありませんか?善意に基づくことならば、勇気を出してやってみるのもいいでしょう。縁のある人に、ささやかな喜びを与えられるかもしれません。

 アメリカ在住のジョイス・ラインハートさん(JoyceRhinehart)も、鳥肌が立つような感動を体験しました。きっかけは、孫と一緒にアイスクリーム屋を訪れていた時のこと。彼女は、ベンチに腰掛けてアイスを食べている素敵な家族を見かけました。思い切って「携帯で写真を撮らせてください」と言ってみると、その家族は心よく承諾。撮影した写真を家族の携帯へ転送し、彼女はお礼を言ってそのまま別れました。

 11日後、ジョイスさんの携帯に、家族の夫から驚きのメッセージが。「こんにちは。6月8日、アイスクリーム屋の前で、あなたに写真を撮ってもらった者です。私の妻は、昨日亡くなりました。これが家族で撮った最後の写真となりました。あなたの親切に、心より感謝いたします。これはかけがえのないものです。心から、あなたに感謝申し上げます」

 びっくりしたジョイスさんはすぐに返信し、いくつかのメールのやり取りがありました。夫によると、彼の妻はずっと病気だったようでした。偶然に撮影された写真が、家族にとって最後の思い出となったのです。

 この家族に不思議な縁を感じたジョイスさんは、その日のうちに撮影した写真をフェイスブックにアップ。彼女は、「勇気を出して声をかけてよかった」「神様の按配に、畏敬の念が生じます」とコメントしています。

 「ちょっとした親切を、過小評価してはいけない」というジョイスさん。忙しい毎日の中でも、常に心に留めておきたい言葉です。

(文・郭丹丹)




【ニュース提供・大紀元】




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情報提供元: FISCO
記事名:「 偶然に撮影した家族写真 あとで驚きのメッセージが