~ KudanのVisual SLAM、IntelのXPUによりハードウェアアクセラレーションされ、エッジ・インサイトSDKに採用 ~


様々な機器に人工知覚/SLAM技術を提供するKudan株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役CEO:項 大雨、以下Kudan)は、10月13日、戦略的技術パートナーであるIntel Corporation(以下Intel)が自律走行ロボット(Autonomous Mobile Robot、AMR)向けソフトウェア・プラットフォームである最新のエッジ・インサイトの提供を開始し、商用Visual SLAMソフトウェアとしてKudan Visual SLAM(KdVisual)が採用されたことをお知らせいたします。KdVisualとIntelのエッジ・インサイトを組み合わせることで、AMRのOEMや開発者は、精度や性能を犠牲にすることなく、最も条件の厳しい作業に対してもより迅速且つ効率的にロバスト性と信頼性の高いAMRを構築することができます。

※エッジ・インサイト:https://www.intel.co.jp/content/www/jp/ja/internet-of-things/industrial-iot/edge-insights-industrial.html

IntelのAMRプラットフォーム向けエッジ・インサイトは、オープンかつモジュール式のソフトウェア開発キット(SDK)です。ライブラリ、ミドルウェア、サンプル・アプリケーションを兼ね備えており、顧客のアプリケーションのニーズに最も適したあらゆるコンピュートアーキテクチャ(例:XPUなど)に対応可能なAMRハードウェア及びソフトウェア・ソリューションの開発と導入の加速が期待できます。本SDKは、コードを一度実装すれば、複数のハードウェア構成に展開できるため、開発期間の短縮に貢献します。そのなかで、SLAMは、機械に空間認識機能を提供し、「マッピングとプランニング」機能において重要な役割を果たしています。Intelの戦略的技術パートナーとして、KudanのKdVisualは、様々な環境と多岐にわたる用途に対応するロバスト性、柔軟性、性能を備えた商用グレードのSLAMを必要とするプロジェクトを対象に、本SDKに採用されています。



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開発者は、Intelのエッジ・ソフトウェア・ハブからKdVisualにアクセス可能となり、Kudanとの開発または製品ライセンス契約を締結することにより、AMRに適用することができるようになります。また、30日間のトライアル版も提供されており、IntelとKudanが初期検証もサポートします。

AMRプラットフォーム向けエッジ・インサイトの一部としてKdVisualが提供されることは、IntelとKudanの継続的な協力関係の集大成といえます。この2年間の共同開発を通じて、IntelのXPU(第11世代Intel Coreもしくは第 3 世代Intel Xeon スケーラブル・プロセッサ以降のプロセッサ)でKudanのSLAMアルゴリズムのハードウェアアクセラレーションによる最適化を行ったことで、KdVisualの性能の強化が実現しており、速度・精度・信頼性においてKudanの圧倒的なSLAM性能の更なる向上を実現しています。

主な注目ポイントは以下の通りです。

● IntelのXPUによるハードウェアアクセラレーションにより、ROS2プラットフォームでのステレオ及びデプス(RGB-D)カメラによる圧倒的なSLAM性能の提供が実現
● 他の2D SLAMやVisual SLAMと比較して基本的な性能の優位性を実現。ハードウェアアクセラレーションによるCPU使用率の大幅な低下、処理能力における障壁も取り除く
● 他の2D SLAMやVisual SLAMよりも厳しい状況下でのロバスト性及び信頼性の向上を実現。地図上の風景が最大95%変化してもロストが発生しない
● IntelのAMRプラットフォーム向けエッジ・インサイトとの統合により、自社開発や他の外部SLAMソフトウェアよりも迅速な統合と製品化までの時間の短縮が実現可能



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Kudan USA 最高執行責任者(COO) Juan Weeのコメント
この度のKudan Visual SLAMの搭載は、適切な技術パートナーが連携して、AMRの市場をリードする技術ソリューションを生み出し、AMRユーザーの体験を向上させる貴重な例の一つと言えます。インテルのXPUで高速化したKudanのVisual SLAMソフトウェアとAMRプラットフォーム向けエッジ・インサイトを活用しながら、パートナー企業やお客様と共にAMR業界の成長に貢献できることを楽しみにしています。

Intel Federal &Industrial Solutions Management シニアディレクター  Jonathan Luse氏のコメント
AMRの導入は製造業や小売業などをはじめとした多くの産業で進んでおり、オペレーション変革や業務改善に貢献しています。このような状況に対し、KudanはAMRに必要なSLAMアルゴリズムを提供し、Intelはコンピュートパフォーマンスを提供します。これらのすでに性能が証明されているソリューションを組み合わせることで、お客様のAMRの市場投入をサポートしてまいります。

Kudanは、今後もIntelとの協力関係を継続しながら、両社のネットワークを通じて、特にAMRアプリケーションにおいて、連携の範囲と規模を拡大していきたいと考えています。

KudanとIntelの連携の詳細については適宜公表してまいります。

注)Intel、Intel ロゴ、およびその他のIntel関連マークは、Intel Corporationまたはその子会社の商標です。

【Kudan株式会社について】
Kudanは、機械(コンピュータやロボット)の「眼」に相当する人工知覚(AP)のアルゴリズムを専門とするDeep Tech(ディープテック)の研究開発企業です。人工知覚(AP)は、機械の「脳」に相当する人工知能(AI)と対をなして相互補完するDeep Techとして、機械を自律的に機能する方向に進化させるものです。現在、Kudanは高度な技術イノベーションによって幅広い産業にインパクトを与えるDeep Techに特化した独自のマイルストーンモデルに基づいた事業展開を推進しています。
詳細な情報は、Kudanのウェブサイト(https://www.kudan.io/jp/)をご参照ください。

■会社概要
会 社 名: Kudan株式会社
証券コード: 4425(東証グロース)
代 表 者: 代表取締役CEO 項 大雨



配信元企業:Kudan株式会社
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情報提供元: Dream News
記事名:「 Kudan Visual SLAM、IntelのAMRプラットフォーム向け最新エッジ・インサイト採用ソフトウェアとして提供開始