株式会社三菱総合研究所(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:森崎孝、以下 MRI)は、4月1日、MRIが主催・運営するプラチナ社会研究会(以下 プラチナ研)と未来共創イノベーションネットワーク(以下 INCF)の両会員組織を統合し、新会員プラットフォーム「未来共創イニシアティブ(ICF)」をスタートします。
会員事業として進めるビジネスによる社会課題解決・社会実装に、MRIの事業部門が能動的に参画することにより、他の類似組織・活動とは一線を画す運営を目指します。ICFの活動とネットワーク強化が、MRIの中期経営計画2023が目指す「社会価値」の創出(課題解決実現)と「非財務価値(特に社会関係価値)」の拡充にも寄与することを期待します。

1. 背景
MRIは、社会・地域課題解決を目的とする会員プラットフォームとして、2010年にプラチナ研、2017年にINCFを発足し、産官学民のネットワーク構築、課題の構造化、解決策の具体化・実装(新事業共創)、スタートアップ育成等を推進してきました。
この間、世界を取り巻く社会課題は多様化・複雑化・深刻化する傾向を強めています。また、2020年にはコロナ禍が世界へ波及し、社会・経済システムの根幹を揺るがすところまできています。これからの社会には「自律・分散・協調型システム」への再構成と、人生100年時代にふさわしい「新たな豊かさ」の実現が求められます。
こうした課題認識に基づき、両会員組織を統合し、包括的な会員基盤にもとづく未来共創のエコシステムの構築、および社会変革への提言と実現を目指します。
2. ICFの概要
ICFは、従来どおり、イノベーションとビジネスにより社会課題解決に臨む基本姿勢を踏襲します。また、多様な会員・協力者(含アドバイザー、海外)とのネットワーク拡充を通じて、オープンかつインタラクティブなシンクタンク活動の基盤強化に努めます。両組織運営を通じた経験と学びを加味し、社会課題設定(上流)~社会インパクト事業の構想(中流)~実現のプロジェクト化=座組み(下流)までをカバーする、未来共創型エコシステムとしてスコープとスケール拡大を目指します。



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さらに、MRIの事業部門が能動的に参画することにより、他の類似組織・活動(オープンイノベーション推進、スタートアップ支援など)とは一線を画す運営を目指します。2020年10月にスタートした当社「中期経営計画2023(新中計)」では、『社会課題解決企業』を標榜するとともに、両会員組織活動(事務局機能)と三菱総研グループ事業戦略(=VCP 戦略)の連携を一層強化する方針です。当社としても、ICFと事業部門との連携を強化することで、社会実装・事業化に対して主体的に取り組み、寄与することを意図しています。
新中計では従来の「財務価値」に加え、「非財務価値」、「社会価値」を加えた三つの価値の極大化を通じ社会に貢献することを目指しています。両会員組織の統合は、「非財務価値」、「社会価値」創出のための重要施策となります。新会員組織ICFの活動とネットワーク強化を通じて、中期的にMRIが目指す「社会価値」の創出(課題解決実現)と「非財務価値(特に社会関係価値)」の拡充が期待されます。

3. 今後の予定
(1) 4月の発足に向け、以下を準備中
○ プレイベント:Co-Creation Day「Withコロナ時代の社会課題解決」  3/2(火)、15:00~17:30、オンライン開催
⇒イベント詳細はこちら:https://incf.mri.co.jp/event/lsi_seminar202102.html
⇒お申し込みはこちら:https://incf.smktg.jp/public/application/add/542
○ 記念イベント:「ICF設立総会」 4/14(水)、オンライン開催(詳細未定)
(原則として会員対象)
(2) ICFへの入会をご希望の場合はこちら:https://incf.smktg.jp/public/application/add/509



配信元企業:株式会社三菱総合研究所
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情報提供元: Dream News
記事名:「 未来共創イニシアティブを設立 プラチナ社会研究会/未来共創イノベーションネットワークを統合、社会課題解決を加速