株式会社城南進学研究社(本社:神奈川県川崎市川崎区駅前本町22-2、代表取締役社長CEO:下村 勝己、以下 城南進学研究社)は、2019年、学びと社会の連携促進事業 (「未来の教室」(学びの場)創出事業)に参画。株式会社JMC(本社:東京都目黒区中目黒、代表取締役社長:坂本 憲志、以下 JMC社)、横浜市立鴨居中学校(校長:齋藤 浩司)と協力・連携し、当社開発のオンライン学習教材「デキタス」を使用して生徒一人ひとりの個別学習計画に基づいた到達度主義授業を実現し、課題の設定と一定の成果を上げることができました。城南進学研究社は、2020年も同実証事業に参画し、2020年9月1日から、横浜市立鴨居中学校における学力支援を必要とする生徒を対象に開始いたしました。

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【事業背景】
2019年10月17日に公開された文部科学省のデータによると、2018年度の小・中学校における長期欠席(不登校等)者数は164,528人(前年度144,031人)となり、増加傾向にあります。このような状況のなか、文部科学省では不登校児童生徒への支援を生徒指導上の喫緊の課題と捉えています。
当事業では、あらゆる事情により学力のサポートが必要とされる生徒に対して、「個別学習計画」を作成。その計画に沿ってオンライン学習教材「デキタス」を活用し、生徒の学習意欲や状況、学習データに応じて臨機応変に修正することで、「教室」以外の場でも本来の学習範囲の補填が可能となる「学校外教育サービス(オルタナティブ教育)」の実証を目的としています。

【事業概要】
実証期間:2020年9月~2021年2月
場所:横浜市立鴨居中学校
対象者:不登校および長期欠席、一般クラスで授業を受けられない生徒、学習の遅れが生じ「学び直し」を希望する生徒(約15名)
使用教材・サービス:教科書対応オンライン学習教材「デキタス」、学習管理アプリ「スタディプラス」、オンライン会議システム「Zoom」



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実証内容:
学校内特別支援教室「和」なごみルームにて、対象生徒に対して、ICTを活用した自学自習可能な学習の機会と場を提供。生徒一人ひとりに合わせた「個別学習計画」を立案し、オンライン教材「デキタス」による主要5教科の個別最適学習と、生徒の興味度合いに応じたその他教科の遠隔映像授業を実施します。さらに問題解決型学習(PBL(Problem-Based Learning))(※1)に必要に応じて取り組み、課題テーマの調査研究をJMC社専任の学習支援員がサポートします。
また、前回の課題に対するソリューションを今年度実証事業の主な目的の一つと定め、新たにアウトリーチ型の学習支援にチャレンジ。学校への登校を前提としないため、「デキタス」に加えて新たな学習管理アプリ「スタディプラス」を導入し、「和」なごみルームの空間を飛び越えて生徒の学びと先生、支援員、保護者をつないでいきます。
(※1) 問題解決型学習(PBL(Problem-Based Learning))は、生徒・学生中心の教育手法で、明確な答えのない問題を解決する経験を通し、科目について学ぶもの。生徒・学生は問題を解決するために知識の獲得が必要であることに自ら気づき、学ぶ意欲を駆り立てられるようになります。

【事業の展望】
下記を通じた生徒の学習について、「学習評価検討会議」を通じて学習評価に反映させる。
(1)「和」なごみルームでの学習支援
JMC社の学習支援員を配置し、「個別学習計画」の作成支援と、計画に沿った個別最適な学びを提供する。
(2)個別支援学級授業内での個別最適な学びの提供
発達障害や学習障害などをもち、理解度や進度が様々な生徒に対して、個別最適化した授業進行のため、ICTを活用することの有効性について実証する。※昨年は放課後学習にのみ活用
(3)支援員によるアウトリーチ型の学習支援
教育支援協会の訪問支援員と連携し、「和」なごみルームに登校できない生徒を対象に、アウトリーチ型の学習支援を実施。(1)家庭訪問 (2)オンライン会議システム(Zoom) (3)コミュニケーションツールとして学習管理アプリ「スタディプラス」を活用して学習を支援、可能性を探る。保護者連携も試みる。
(4)話し合いの学習(PBL)
生徒同士で、自己紹介や時事ネタなど身近なテーマについての話し合い学習を定期的に実施。生徒の主体性や協働性、表現力の向上を促進する。家庭でのオンラインでの参加も可とし、参加間口を広げる。

【「デキタス」とは】
学校の勉強を確実に理解することを目指し開発された、小中学生用オンライン学習教材です。教科書内容に合った授業や多彩な演習問題が五教科すべてにラインナップされており、さかのぼり学習で1学年前の授業に戻ったり、定期テスト対策問題を作成して挑戦したりすることも可能。オンライン環境とパソコンやタブレットさえあれば、自分のペースで自由に学ぶことができます。監修は、毎年多くの受験生を難関校合格へと導く「城南予備校DUO」や、成績保証の個別指導塾「城南コベッツ」などで構成される城南進研グループの講師陣。ポイントを押さえた授業と選りすぐりの良問で、学習内容がしっかりと身につきます。

オンライン学習教材「デキタス」
https://dekitus.johnan.jp/

【経済産業省「未来の教室」とは】

教育改革に向けて経済産業省が「未来の教室」の姿を、(1) 「学びのSTEAM化」、(2) 「学びの自立化・個別最適化」、(3) 「新しい学習基盤づくり」を3つの柱に、9つの課題とアクションを提言。これまでの事業の成果・学びも踏まえ、今年度はより具現化する実証事業を行っています。最終的には2020年代を通じ、「未来の教室」が全国へ普及していくことを目指します。

経済産業省「未来の教室」
https://www.learning-innovation.go.jp/

【株式会社城南進学研究社について】
株式会社城南進学研究社は、総合教育ソリューション企業として「城南予備校DUO」など大学受験教育事業、「城南コベッツ」など個別指導教育事業を軸に、英語教育事業、乳幼児・児童教育事業、スポーツ事業等を運営し、「城南進研グループ」を形成しております。

【本プレスリリースに関するお問合せ先】
株式会社城南進学研究社 マーケティング戦略部
TEL:044-246-2071
FAX:044-246-5575
担当:下村友里
MAIL:Yuri_Shimomura@johnan.co.jp



配信元企業:株式会社城南進学研究社
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情報提供元: Dream News
記事名:「 城南進学研究社が、経済産業省「未来の教室」実証事業に今年も参画。オンライン学習教材「デキタス」で、生徒が学校外でも学ぶ力をサポートします。