今回、週に1回以上は必ず摂取している飲料の銘柄・ブランドがある50~70代の男女を対象に、シニア層の飲料・酒類の摂取実態に関する調査を実施。調査の結果、シニア層の摂取傾向としては、飲料・酒類ともに、若い頃と比較して健康を気にかける人が多くなっていた。さらに、こうした意識の高まりから、シニア層では「乳酸菌飲料・ドリンクヨーグルト」「野菜ジュース」「豆乳」などの健康ドリンクの摂取頻度が高いことも明らかとなった。

概要
◆今回、シニア層の飲料・酒類の摂取実態を探るべく、「週に1回以上は必ず摂取している飲料の銘柄・ブランドがある50~70代の男女618人」を対象にアンケート調査を実施した。

◆その結果、1万人を対象とした事前調査では、54.0%の人が「週に1回以上は必ず摂っている飲料の銘柄・ブランドがある」と回答した。また、習慣的に摂取している飲料のブランド・銘柄は、「生活には欠かせないもの」として意識されており、他の食品ブランド・銘柄と比較しても特に重要度が高くなった。

◆さらに、本調査の対象者として抽出した618人に習慣的に飲んでいる飲料のブランド・銘柄について聞いたところ、「明治おいしい牛乳」や「ネスカフェ」、「お~いお茶」がトップ3であったものの、「ヤクルト」や「明治ブルガリアのむヨーグルト」、「野菜生活100」、「カゴメトマトジュース」、「キッコーマン豆乳」など健康志向の強いものを習慣的に飲んでいる人も多いことがわかった。

◆シニア層の飲料・酒類の摂取実態については、若い頃と比較した際の変化として、飲料では「身体に良いか悪いか考えるようになった」や「カロリーや糖質を気にするようになった」、酒類では「量を減らすようになった」や「休肝日を作るようになった」などが多く挙がり、飲料・酒類ともに摂取するときは健康を気にかける人が多くなったといえる。

◆こうした意識が高まったことから、シニア層は「乳酸菌飲料・ドリンクヨーグルト」や「野菜ジュース」、「豆乳」などの健康ドリンクをここ最近でよく飲むようになったと回答しており、これら健康ドリンクと昔からよく飲んでいる飲料(「自分で淹れるコーヒー」や「牛乳」、「水・ミネラルウォーター」、「自分で淹れる緑茶」)を習慣的に飲んでいることがわかった。

◆当レポートでは、習慣的に飲んでいる飲料の摂取実態や酒類の摂取実態、飲料・酒類の購買行動、外食の飲料・酒類の摂取状況など幅広く調査。性別、年代別に加えて、プレシニア層(50~64才)とコアシニア層(65才以上)を性別ごとに比較した性シニア別、「アクティブシニア」「不摂生シニア」「コンサバシニア」「ご隠居シニア」「身の丈生活シニア」の5つのクラスターでも分析しており、今後のシニア層をターゲットとしたマーケティングや新たなビジネスモデルのヒントとなるデータとして提案する。

【調査内容】
◆飲料に対する意識・考え方
◆若い頃と比べたときの摂取実態、好みの変化
◆習慣的に飲んでいる飲料の摂取実態
◆飲料ブランドの認知、摂取経験、習慣摂取状況
◆酒類の摂取実態、摂取機会の増減
◆外食における飲料・酒類の摂取状況
◆市販の飲料・酒類の購買行動
◆今後の飲料・酒類の商品像 など




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コンシューマーレポートNo.295
「シニアの飲料・酒類の摂取実態とニーズ」
―若い頃からの変化として、身体を気遣うシニアが増加!―
詳細はこちら>> http://www.tpc-osaka.com/fs/bibliotheque/cr120200430
体裁:CD-ROM[レポート編・データ編]
発刊日:2020年6月19日
頒価:390,000円(税抜)

【会社概要】
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情報提供元: Dream News
記事名:「 TPCマーケティングリサーチ株式会社、消費者調査No.295 シニアの飲料・酒類の摂取実態とニーズについて調査結果を発表