・佐藤選手の顔は104個目としてボルグワーナートロフィーに彫像
・82年の歴史を誇るトロフィーがアメリカ合衆国外に出るのは今回が初めて
・三重県名張市のボルグワーナー・モールスシステムズ・ジャパンに佐藤選手が訪問

ボルグワーナー(本社:アメリカ合衆国ミシガン州アーバンヒルズ、社長兼最高経営責任者:ジェームズ・ベリアー/James Verrier)は、2017年5月28日にアメリカ合衆国インディアナポリス・モータースピードウェイにて開催された第101回インディアナポリス500マイルレース(以下、インディ500)でアジア人として初めて優勝した佐藤琢磨選手にボルグワーナートロフィーを贈呈しましたが、このたびこのトロフィーが海を越えて日本へ初上陸しました。トロフィーは12月3日にツインリンクもてぎ(栃木県芳賀郡)で開催されたHONDA Racing THANKS DAYにて国内初公開された後、12月6日、ボルグワーナー日本法人のボルグワーナー・モールスシステムズ・ジャパン株式会社(三重県名張市)にて報道関係者向けに披露されました。今後は12月8日と9日にHondaウエルカムプラザ青山(東京都港区)にて一般公開され、12月12日に再びアメリカへ戻る予定です。

ボルグワーナートロフィーには、1911年のレイ・ハルーン以後の、インディ500歴代優勝者全員の顔の彫刻が貼りつけられています。スターリングシルバー製で重さ約50kgのトロフィーは、高さ約165cmで、当初の価値は1万ドル(約113万円)でしたが、現在の時価は350万ドル(約4億円)です。ボルグワーナートロフィーは、インディアナポリス・モーター・スピードウェイ殿堂博物館に常設展示されています。また、優勝者とチーム所有者に個別に贈る勝利の記念品として、ボルグワーナーでは1988年にボルグワーナー・チャンピオンシップ・ドライバーズ・トロフィー(通称「ベイビーボルグ」)および1998年にボルグワーナー・チームオーナーズ・トロフィーを制作しました。いずれもボルグワーナートロフィーのスターリングシルバー製レプリカです。

佐藤琢磨選手は「ボルグワーナートロフィーは、チームも僕も夢見る存在です。ボルグワーナートロフィーはこれまでアメリカを出たことがない。そこで、ぜひこのトロフィーを日本のファンの皆さんに見てもらいたいということで、インディアナポリス・モータースピードウェイのミュージアム、そしてホンダさん、ボルグワーナー社さんの協力を得まして、今回このような運びとなりました。本当に喜ばしいことですし、誇りに思います。このような機会を作ってくださった皆さんに本当に感謝しています。」と述べています。

ボルグワーナー・モールスシステムズ・ジャパンの代表取締役社長:三島邦彦は「社内の仲間でのオートバイレースのTシャツにはこれまで全てボルグワーナートロフィーの絵を入れるなど、これが日本に来る手段はないだろうかとずっと夢見ていました。今回、佐藤選手の顔がこのトロフィーに刻まれるということは日本人として非常に特別なことです。そして、このようなご縁があり門外不出と言われたアメリカ国境を越えて日本に来る、ましてや名張の私たちの会社に来るというのは非常に嬉しいことです。佐藤選手にも当社の技術を説明させていただき、開発工場もご覧いただいて、ご縁も深まりました。これを機に、私たち社員の意識が向上していくことを切に願っています。今回トロフィーが来ることがもたらす様々なポジティブな出来事に喜ぶと共に驚いている次第です。」と述べています。

ボルグワーナーについて
ボルグワーナー(NYSE: BWA)は、自動車の内燃機関、ハイブリッド、電気自動車向けのクリ
ーンで高効率な技術ソリューションを提供するグローバルなリーディングカンパニーです。世界17カ国64カ所に生産・開発拠点を持ち、全世界でおよそ27,000人の従業員を擁しています。詳細については、borgwarner.comをご覧ください。




情報提供元: Dream News