株式会社ビジネス社(東京都新宿区:代表取締役社長 唐津隆)は、2017年2月21日に『日本をダメにするリベラルの正体』を発売いたしました。

◎本書の特徴
井上達夫氏の『リベラルのことは嫌いでも、リベラリズムは嫌いにならないでください』、橘玲氏の『「リベラル」がうさんくさいのには理由がある』と、このところ、リベラルによるリベラル批判の良書が立て続けにでていますが、本書はリベラルを「保守」の側から論じています。著者の山村明義氏は政治・経済・社会・宗教と幅広く言論活動をされており、ことに神道思想に造詣が深い、気鋭の論客です。
ブレグジッド、トランプ大統領で明らかになった「リベラル終焉」の本質を分析するのが本書のテーマです。なかでも日本のリベラルが世界で見ても非常に異質であることと、リベラルの思想が混乱をきたし流動化している状況を、構造的にわかりやすく説いています。
たとえば、ベストセラーとなった『日本会議の研究』の著者が、著作を読めば明らかにリベラルなのに「右翼」「保守」を自称するのも、同書に追随し的外れな「日本会議」批判に狂騒するのも、その一つの現象とみています。つまりリベラルの断末魔だととればいいのです。
そもそも日本のリベラルとは、ソ連崩壊とともに「保守」になるわけにもいかず、行き場がなくなった左翼が逃げこんだ「緩衝地帯」にすぎないのです。そのため、「民主主義」、「平和主義」から「平等主義」「自由主義」「友愛(博愛)主義」「寛容主義」「正義主義」というあらゆる理想主義、そして「左翼主義」から「暴力革命主義」まで入るまるで「闇鍋」状態になっていたと著者はみます。ISやウクライナ紛争、米中対立という国際情勢の激変により、いくらリベラルとはいえさすがに「一国平和主義」「憲法九条絶対護持」は通用しなくなってきたため、軍事も語る「ネオリベラル」に今後は移行するでしょう。その典型が三浦瑠麗氏です。
本書を読むと今後保守を自称するリベラルが続出することが見通せるでしょう。少なくとも民進党の「ブーメラン議員」の面々、都知事選で見事な戦いっぷりをみせた鳥越俊太郎氏的言論人は完全に終わったことがよくわかります。また、リベラルだけでなく、台頭する保守の問題点も本書は公平に論じています。

◎本書の内容より
● マイノリティや弱者が常に正しい恐怖社会
● 他宗教への配慮でクリスマス・パーティーも開けない
● 特技は嘘とダブルスタンダード、自由すぎるリベラル
● 民進党・ブーメラン議員の研究
●リベラル終焉の“記念碑”鳥越俊太郎の都知事選
● 異常事態! 「右翼」「保守」を名のるリベラルたち
● 性的「暴行」で訴えられていた『日本会議の研究』の著者
● 日本会議バッシングの真のターゲットは安倍首相
● 売出し中の学者・三浦瑠麗の問題点
● リベラル大御所からの痛烈なリベラル批判がでた
● リベラルが「寛容」を掲げながら他人を「強制」する理由
● 中国や北朝鮮の人権侵害、軍拡はスルー
● 思想よりも利害優先が韓国と日本のリベラルの共通点
● 神道の「むすび」を描いた「君の名は。」

◎著者
山村明義(やまむら あきよし)
昭和35(1960)年、熊本県生まれ。早稲田大学を卒業後、金融業界誌社員、出版社契約記者から作家・ジャーナリスト。平成7(2005)頃より、政治・経済・社会・宗教の思想を独自に調査思索し、リベラル思想の退潮を知る。その後、世界のあらゆる思想を比較しても、日本の神道思想が優れていることを学んだことをきっかけに作家・神道家となる。
著書には、平成22年「神道と日本人」(新潮社)、平成25年「本当はすごい神道」(宝島新書)、平成26年「GHQの日本洗脳」(光文社)、平成27年「劣化左翼と共産党」(青林堂)など、多数がある。

(著者)山村明義

〈価格〉1,400円+税 

〈発売日〉2017年2月21日 

〈出版元〉ビジネス社

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情報提供元: Dream News