概要
◆2015年度の東南アジア6カ国(タイ・インドネシア・マレーシア・ベトナム・シンガポール・ミャンマー)の化粧品市場は前年度比7.8%増の7,386億円と好調に推移。同地域では、安定した経済成長により美容意識が年々高まっており、また化粧品へのニーズも“美白”や“自然派”、“ハラル”など多様化し始めている。これを背景に、主要各社は同地域を生産地域から消費市場へ位置付けて、生産拠点の拡張やR&D拠点の設置を進めている。

◆国別にみると、タイは前年度比5.3%増で推移。「アーバンディケイ」(L’Oreal)などの日系・欧米ブランドはいままで取り込めていなかった中間層の上層部を獲得したほか、ファミリーユースから男性向けブランドにスイッチする動きがみられ、「NIVEA MEN」(Beiersdorf)などの男性向けブランドも好調に推移している。

◆インドネシアは、前年度比10.7%増で推移。「ギャツビー」(マンダム)などの男性向けブランドや「POND’S」(Unilever)などの高機能化粧品を展開するブランドが、中間層の支持を得て売上を伸ばしている。また、「Sari Ayu」(Martha Berto)などの現地ブランドはナチュラル系やハラルに対応した化粧品を積極的に打ち出し、ムスリム女性を獲得している。

◆マレーシアは、前年度比7.5%増で推移。「SHISEIDO」(資生堂)や「SK-II」(P&G)など、美白やエイジングケアアイテムを積極的に展開するブランドが引き続き好調だった。また、サロン向けに展開する資生堂やミルボン、L’Orealは美容室との連携を強化しており、サロン市場も活性している。

◆このほかベトナムは、前年度比8.6%増で推移。「SHISEIDO」(資生堂)や「Dove」(Unilever)などが好調だったほか、「ボディショップ」(L’Oreal)などのナチュラル系ブランドが自然派志向の顧客を獲得している。シンガポールは、前年度比5.1%増で推移。「SHISEIDO」(資生堂)や「エスティローダー」(Estee Lauder Company)などのプレステージブランドで、購買力が高い若年層を獲得している。ミャンマーは、前年度比8.8%増で推移。同国では経済制裁の解除に伴い、化粧品を求める女性が増えていることを背景に、マンダムやUnileverなどの日系・欧米企業は化粧習慣の育成に取り組み、市場の拡大を目指している。

◆当資料では、化粧品へのニーズが多様化し消費圏として注目が高まっている東南アジア6カ国の化粧品市場を、拠点・ブランド・販売方法などから多角的に分析。同地域に参入している主要各社の戦略や今後の展望についてレポートしている。なお、今回より調査対象国に新たにシンガポールを付け加えている。

【調査対象国】
タイ・インドネシア・マレーシア・ベトナム・シンガポール・ミャンマー
TPC市場調査レポート
「2016年 東南アジアの化粧品市場」
―ニーズが多様化し、消費圏として注目が高まる東南アジア市場―
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資料体裁:A4判200頁
発 刊 日:2016年7月19日
頒   価:87,000円(税抜)

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情報提供元: Dream News