株式会社パテント・リザルトは2015年10月6日、日本に出願されたインホイールモーター関連技術について、特許分析ツール「Biz Cruncher」を用い、参入企業に関する調査結果をまとめ、レポートの販売を開始しました。

インホイールモーターは、電気自動車の駆動用モーターを車輪近くに搭載し、直接車輪を駆動する技術です。従来の電気自動車はガソリン自動車のエンジンと同じような場所に駆動モーターを搭載していましたが、インホイールモーターを搭載することにより車体の自由度が上がり、またアクセルレスポンスの向上にもつながります。本調査ではインホイールモーターに関する技術の特許を集計し、各個別特許の注目度を得点化する「パテントスコア」をベースとして、特許の質と量から総合的に見た評価を行いました。

その結果、「総合力ランキング」では、1位トヨタ自動車、2位NTN、3位本田技研工業となりました。

総合力1位のトヨタ自動車は、モーター冷却用オイルのポンプや通路の配置を工夫することにより冷却効率を上げる技術の特許が高い注目度となっています。総合力2位のNTNは減速機をコンパクトにする技術、3位本田技研工業は、連れ回りを防止できるモーター、減速機の配置に関する特許の注目度がそれぞれ高くなっています。

次に総合力上位5社における有効特許(取下げ、拒絶、失効、満了でない特許)件数(三角プロット)及び権利者スコア(円プロット)について2005年以降における推移を調査しました(2005年以降の各年末時点でのパテントスコアによる評価値。「最新」は2015年8月末時点評価値)。

現在総合力1位であるトヨタ自動車は、2005年から2009年にかけて有効特許件数、権利者スコアがともに大きく上昇していますが、2010年以降有効特許件数は微減、権利者スコアは横ばいから微増となり、2014年から最新の状態にかけて再び大きく増加しています。2011年以降はNTN、本田技研工業の権利者スコアが大きく上昇し、トヨタ自動車に肉薄しています。このうち本田技研工業はNTNのような有効特許件数の大幅な増加がないものの、権利者スコアが大きく上昇しているという特徴があります。このほか、日産自動車の権利者スコアも増加傾向が続いており、トヨタ自動車の1強状態であった本分野の状況が直近ではその他の企業も含めて活発化してきたと言えます。

本分析の詳細については、特許・技術調査レポート「インホイールモーター関連技術」にてご覧いただけます。

■価格:100,000円~(税抜)
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http://www.patentresult.co.jp/news/2015/10/iwm.html


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社名:株式会社パテント・リザルト
住所:〒111-0053 東京都台東区浅草橋5-3-2 秋葉原スクエアビル4 階
事業内容:特許分析ソフトウェア、技術力評価指標の開発・販売、情報提供など




情報提供元: Dream News