• 新たなソリューションはデータ保護能力を高め、グーグル・クラウド、マイクロソフト・アジュール、アマゾン・ウェブ・サービスを含む主要クラウド・ハイパースケーラー環境で機密データのセキュリティを確保


  • 組織が社内のセキュリティーポリシーをクラウド上にも展開することを可能とし、機密データの発見、オペレーションの複雑さの低減、データ主権の確保を含む主要課題を解決

パリ・ラデファンス--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- タレスは本日、グーグル・クラウド、マイクロソフト・アジュール、アマゾン・ウェブ・サービスのための新たなデータ保護ソリューションを発表し、マルチクラウド・データ・セキュリティで信頼されるサードパーティーとしての役割を固めました。




それぞれのクラウド提供会社が独自のデータ保護の仕組みと鍵管理サービスを持つ現状で、マルチクラウド環境のデータ保護は、組織にとって複雑なセキュリティ上の課題となっています。タレスの最新のクラウド・データ・セキュリティ・ソリューションでは、顧客が自らの暗号鍵の統制と管理を維持することができ、ハイブリッド環境やマルチクラウド環境でアクセスや認証を集中管理することもできます。


グーグル・クラウド・セキュリティーVP兼GMのSunil Potti氏は、このように述べています。「このような新しい機能は、特に成長が加速しているこの領域の中で、クラウド移行とセキュリティにとって必須です。当社のミッションに従い、お客さまの最も秘密性の高い情報をさらに保護するために、当社はタレスとのこの協業関係を構築しました。当社は、お客さまが機密的ワークロードのためにグーグル・クラウド技術の潜在能力をフル活用することを可能にするために、タレスの統合暗号鍵管理GCPサービス、CipherTrust Cloud Key Manager (CCKM: クラウド鍵管理サービス) SafeNet Trusted Access (STA: 認証とアクセス管理SSO)を活用します。これにより企業は、クラウド上で機密データを保護することが極めて重要となる、柔軟でダイナミックなビジネス環境に対処することが可能になります。」


マルチクラウドのセキュリティを単純化


組織がマルチクラウド利用による恩恵を受ける中で、タレスは、クラウド・データの侵害によって発生する評判リスクや制裁金から確実に組織を守ることを容易にします。そのため組織は、マルチクラウド環境で機密データを発見・保護・統制するために強化された以下のような機能を活用できます:


クラウドおよびオンプレミスの機密データの発見


Thales Data Discovery and Classificationは、機密データの所在を特定して暗号化やトークン化によってデータを保護する自動化ポリシーを適用することにより、クラウドおよびオンプレミスのデータの発見、分類、保護を自動化します。この機能は現在、アマゾン・ウェブ・サービスのS3バケットとアジュールのBlobストレージ内のデータの発見と分類に拡大しています。


クラウド内の機密データとワークロードの保護


様々な場所にデータが保存される複雑さの問題に対処しながらマルチクラウド環境でデータ主権を確保のために、効果的な暗号化やトークン化が必要とされています。クラウド・プラットフォームのための具体的な新たなデータ保護機能には次のものが含まれます:



  • CipherTrust Transparent Encryption(高度な暗号化とアクセス・コントロール、アマゾン・ウェブ・サービスのSimple Storage Service(S3)内のデータ保護)


  • Kubernetes秘密情報とGoogle Anthos Service Mesh署名鍵の暗号化


クラウド上のアプリケーションと機密データへのアクセスのコントロール


暗号の導入が加速したことで、従来のオンプレミスのデータストア環境とマルチクラウド環境の両方で、非常に多くの暗号鍵を管理する必要性が生じています。タレスは、組織がデータへのアクセスや暗号鍵の所有権をコントロールすることを可能にするために、次のような新たな機能を実現しました:



  • タレスは、CipherTrust Cloud Key Manager(CCKM:クラウド鍵管理)でのグーグル・クラウドExternal Key Manager(EKM)のサポートも提供します。これは、タレスのクラウド・ベースのプラットフォームであるデータ・プロテクション・オンデマンドに含まれる既存のグーグル・クラウドEKMのためのCipherTrust Key Brokerを基盤としています。


ログイン・ポイントでのアクセスのセキュリティー確保と保護


ID情報の侵害はデータ侵害の最も大きなリスクの1つとなります:



  • SafeNet Trusted Accessは、容易にグーグル・ワークスペース、アジュール、AWSと統合でき、特権ユーザーと通常ユーザーに対して適切なアクセス・コントロールと認証を強制します。


  • SafeNet Trusted Accessは、SAMLやOIDCといった業界標準プロトコルを使用していないアプリケーションのために認証や権限付与を行う新しいAPI機能を提供しています。


「マルチクラウド・コンピューティングの普及により、多くの異なるクラウド環境にわたるデータ管理において組織の新たな課題が生まれています。組織はクラウドのパワーから拡張性と市場投入スピードという恩恵を受けていますが、ITクラウドの環境が拡大を続けていることで、データ管理とセキュリティーの複雑性は高まっています。パンデミック後の規制の高まった世界では、どのようなデータを持っていて、データがどこにあり、誰がアクセスでき、その管理にどのようなリスクが伴っているかを理解することが組織にとってますます重要になります。このようなデータ・ライフサイクルの側面をすべて理解することで初めて、組織はデータのセキュリティーと正しい管理を実現することができます」と、タレス クラウドプロテクション&ライセンシング バイスプレジデントのSébastien Canoは語っています


参考資料


タレスとグーグル・クラウドが作り上げた強力な協業は、パブリック・クラウド、ハイブリッド、プライベートのITインフラストラクチャーの間で秘密情報を移動する企業を支援します。詳細については、グーグル・クラウド・セキュリティーのSunil Potti氏(VP、GP)のこの動画をご覧ください。


タレスについて


タレス(Euronext Paris:HO)は、コネクティビティ、ビッグデータ、人工知能、サイバーセキュリティ、量子コンピューティングといったデジタルと「ディープテック」のイノベーションに投資する世界的な先進技術のリーダーであり、私たちの社会の発展に不可欠な信頼できる未来を作ることを目指しています。当グループは、防衛、航空、宇宙、輸送、デジタルアイデンティティ、セキュリティの分野でお客さまとなる企業、組織、政府が必須の役割を果たす助けとなるソリューション、サービス、製品を提供し、個人に対する配慮をあらゆる意思決定の背後にある原動力としています。


タレスは、68カ国に8万1000人の従業員を擁しています。2020年には、当グループは170億ユーロの売上高を上げました。


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情報提供元: ビジネスワイヤ
記事名:「 タレス、マルチクラウド環境で機密データの発見・保護・統制を支援する新たなソリューションを発表