• 新たに認定されたM2工具鋼は切削工具で広く使用されている高速度鋼


  • 顧客認定セラミックの炭化ケイ素は航空宇宙用途で頻繁に使用される


  • 承認顧客を対象にアルミニウムとインコネル718を研究開発用素材として認定


  • エックスワン認定素材の半分は単一合金素材に

米ペンシルベニア州ノースハンティンドン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- バインダージェット技術使用産業用砂・金属3Dプリンターの世界的リーダーであるザ・エックスワン・カンパニー(Nasdaq:XONE)は本日、エックスワンと当社顧客によって新たに15種の金属、セラミック、複合材料が当社の金属3Dプリンター製品ファミリーでの3D印刷向けに認定されたと発表しました。





これらの新たな素材が追加されたことで、エックスワンの金属3Dプリンターの所有者は、10種の単一合金金属、6種のセラミック、5種の複合材料から成る21種の認定素材を印刷できるようになりました。さらに、アルミニウムとインコネル718を含む24種以上の粉末が、管理された研究開発環境での3D印刷向けに認定されました。



エックスワンが1996年以来開発に取り組んでいる独自のバインダージェット技術により、粉末材料から高密度の機能性精密部品を高速に造形できます。バインダージェット方式とは、産業用プリントヘッドが液状のバインダーを粉体の薄い層に塗布し、1層ずつ部品を造形していく3D印刷の手法です。



エックスワンのジョン・ハートナー最高経営責任者(CEO)は、次のように述べています。「エックスワンは、当社の印刷機で3D印刷できる新素材の認定において、相変わらず積極的で際立った進歩を見せています。バインダージェット方式の3D印刷向けに新しい素材を認定するには、素材、印刷機、プロセスを最適化する必要があり、複雑な作業となります。より持続可能な製造と部品設計を可能にするこの重要な取り組みを迅速化できるように支援してくださった当社のお客さまとパートナーに、お礼申し上げます。」



エックスワンの素材認定を支援したパートナーには、グローバル タングステン アンド パウダーズ、H.C. Starck Solutions、NASA、オークリッジ国立研究所、SGLカーボン、米陸軍、米国エネルギー省、テキサス大学エルパソ校、バージニア工科大学が含まれます。全体的に見ると、エックスワンの顧客は現在、研究開発、試作品、生産のための3D印刷で、専有的材料を含む十数種類以上のさまざまな素材を使用しています。



バインダージェット方式の3D印刷は、破棄物をほとんどもしくは全く出さずに造形できるため、金属部品を生産する持続可能な方法です。同時に、これまでは製造が不可能だったまったく新しい軽量設計を実現します。



さらに、バインダージェット方式なら、部品を高速に大量生産できるため、この持続可能な技術を広範囲に普及させることができます。



アルミニウム使用の迅速化に向けて



エックスワンは、アルミニウムなどの一部の素材を高速で3D印刷できるようになると、自動車業界や航空宇宙業界に変革的で持続可能な影響を与えることができると考えています。



エックスワンのリック・ルーカス最高技術責任者は、次のように述べています。「当社のチームは現在、管理された研究開発環境ならば、アルミニウムをバインダージェット方式で印刷できます。一方、この素材を高速3D印刷向けに最適化できれば、いずれは車や飛行機の部品の製造方法を変革し、よりスマートで軽量なものにできると確信しています。市場での需要が高いことを考慮して、当社の印刷機でこの素材を使用できるように、優先的に開発を進めています。」



この取り組みを加速させるために、エックスワンはアルミニウムの商用3D印刷の最適化に向けて、多数の製造企業と協業しています。



新しい認定システム



エックスワンは本日より3つの素材認定レベルを用意し、応用ニーズが異なる顧客のために異なるレベルで素材を認定する必要性に対応しました。

















サードパーティー認定素材



 



これらの7種の素材はエックスワンの厳格なテストに複数回にわたる造形で合格し、独立したサードパーティーが検証した材料特性データが存在します。



 




  • 金属:17-4PH、304L、316L、M2工具鋼


  • 金属複合材料:ブロンズ含有316、ブロンズ含有420、ブロンズ含有タングステン
















顧客認定素材



これら14種の素材は、エックスワンの顧客が独自の基準に基づいて認定したもので、現在各社がそれぞれの用途で首尾よく印刷に使用しています。




  • 金属:コバルト・クロム、銅、H13工具鋼、インコネル625、チタン、タングステン重合金


  • セラミック:アルミナ、炭素、天然砂、合成砂、炭化ケイ素、炭化タングステン・コバルト




  • セラミック金属複合材料:炭化ホウ素アルミニウム、シリコン含有炭化ケイ素














研究開発用の認定素材



これら26種の素材は、エックスワンの予備認定フェーズに合格して印刷可能であると見なされており、継続的な開発によって支えられています。




  • 金属:4140、420、4340、4605、アルミニウム、ブロンズ、H11工具鋼、ハステロイ、ヘインズ230、インコネル718、鉄・クロム・アルミニウム、Panacea、タングステン、TZMモリブデン


  • セラミック:窒化アルミニウム、チタン酸バリウム、炭化ホウ素、ガラス、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)、窒化ケイ素、炭化タングステン、ジルコニア、炭化ジルコニウム




  • 金属複合材料:ブロンズ含有鉄、銅含有タングステン、インバー含有タングステン




エックスワンの金属3Dプリンター製品ファミリーには、世界中の研究開発、設計、小型部品製造に使用されているエントリー・レベルのInnovent+、現在生産されている大半の金属部品に対応できる大きさの中型生産向け3DプリンターのX1 25Pro、当社最大の金属3Dプリンターで年内に出荷予定のX1 160Proが含まれます。



エックスワンについて



エックスワンはバインダージェット方式3D印刷技術のパイオニアであり、世界的リーダーです。当社は1995年以来、最も困難な課題を解決して世界を変える革新を実現できる強力な3Dプリンターの提供を使命としています。当社の3D印刷システムは、金属、セラミック、複合材料、砂などの粉末材料を使い、精密部品、金属鋳造用の型やコア、革新的な工具ソリューションを素早く造形します。産業顧客は、当社の技術で時間とコストを削減し、廃棄物を減らし、製造の柔軟性を高め、これまで不可能だった設計や製品を実現しています。エックスワンは、バインダージェット技術に関する世界一流の専門家チームを抱え、ミッションクリティカルな部品のオンデマンド生産などの専門的3D印刷サービスや、エンジニアリングおよび設計のコンサルティングも提供しています。エックスワンの詳細については、www.exone.comをご覧いただくか、ツイッター(@ExOneCo)でのフォローをお願いします。



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情報提供元: ビジネスワイヤ
記事名:「 エックスワンが新しい3D印刷材料を発表し、合計21種の金属、セラミック、複合材料で印刷可能に