東京--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- PHCホールディングス株式会社(本社:東京都港区)の100%子会社である、PHC株式会社(以下「PHC」)は、このたび、株式会社インテグリティ・ヘルスケア(本社:東京都中央区)が開発したオンライン診療システム「YaDoc」のPHCによる販売、および「YaDoc」とPHCが販売する電子カルテシステムとの連携に関する基本合意を締結しましたのでお知らせします。




「YaDoc」は、医師が患者の状態変化のモニタリングや問診、診察をオンラインで行うことにより、対面診療を補完するICTシステムです。通常の対面診療に加えて、オンラインによる症状の経時的変化のモニタリングや問診、患者さんの表情や状態を見ながらの診察を組み合わせることで、医師は患者さんの状態を正しく把握でき、適切な診断と治療につなげることができます。また、診察までの待ち時間や通院の負荷を軽減できるため、生活習慣病などの継続的な治療が必要にも関わらず、通院に介助が必要な高齢の方や多忙なビジネスパーソンなど、継続通院が困難な患者さんの治療の離脱防止にもつながることが期待されています。更に、PHCの電子カルテシステムとの連携によって、効率的な医療と情報管理が可能です。



PHCは、「医療機器」「ヘルスケアIT」「ライフサイエンス」の3つの事業をコアとして、より付加価値の高い製品・サービスの提供に努めています。今回の基本合意は、「ヘルスケアIT」事業における製品ラインナップの拡充を目的とするものです。



PHCにてメディコム事業部長を務める大塚孝之は「当社は、1972年に日本で初めて医事コンピューターを発売して以来、蓄積された経験と知識を活用し、医用情報システム分野では医療IT業界をリードする製品を提供しています。主力製品である電子カルテシステムを核に、健康管理から診療、診断までの遠隔医療を含めた次世代の医療ソリューションプラットフォーマーを目指しています。近年の診療報酬改定によって遠隔医療が評価され関心が高まるなかで、今年度は医師がオンラインで患者を診察するオンライン診療の保険点数化が認められました。このたびのインテグリティ・ヘルスケアとの提携を機に、当社は遠隔医療を通じてより質の高い医療の実現に貢献していきます。」と述べています。



また、PHCとの基本合意締結にあたり、インテグリティ・ヘルスケアの園田
愛代表取締役社長は、「電子カルテシステムとオンライン診療システムとの連携が、治療に向き合うすべての患者さんと、それに寄り添いながらより良い医療を提供したいと考える医師とをつなぐ新しい医療インフラとして、地域医療の維持・発展に大きな一助になるものと考えています。」と述べ、今後のPHCとの協業に期待を寄せています。



※PHCにおけるヘルスケアIT製品のブランド名



<PHCホールディングス株式会社について>
PHCホールディングス株式会社は、2014年に設立し、傘下にPHC株式会社やアセンシア
ダイアベティスケアホールディングス株式会社などを持つ医療機器メーカーです。健康を願うすべての人々に新たな価値を創造し豊かな社会づくりに貢献することを経営理念とし、医療機器、ヘルスケアIT、ライフサイエンスの3事業において、開発、製造、販売、サービスを行っています。2018年4月にパナソニック
ヘルスケアホールディングス株式会社より社名変更しました。
URL: https://www.phchd.com/jp/



<株式会社インテグリティ・ヘルスケアについて>
株式会社インテグリティ・ヘルスケアは2009年に東京で設立し、ICTテクノロジーを活用した医師の診療支援ソリューションを提供しています。「人とテクノロジーの融合による健康先進国・日本」の実現に向けた新しい医療システムの創造を目指します。
URL:
https://www.integrity-healthcare.co.jp/




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IR・広報部 広報課
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情報提供元: ビジネスワイヤ
記事名:「 PHC株式会社と株式会社インテグリティ・ヘルスケアによる オンライン診療システム「YaDoc」の販売およびシステム連携に関する基本合意の締結について